アカデミー賞の成功にならった“司会者なし”のエミー賞9月授賞式

2019年08月10日 17時00分

“テレビ界のアカデミー賞”と呼ばれる米エミー賞の授賞式が9月にロサンゼルスで行われるが、今年はアカデミー賞授賞式同様、司会者を起用しないことが正式決定した。米芸能専門局「EW」が伝えた。

 2月の米アカデミー賞では、内定していた司会者が過去に差別発言をしていたことが判明し辞退。その後、後任が見つからなかったことから、司会者なしの授賞式を余儀なくされた。ところがフタを開けてみれば視聴率は前年比約12%もアップし、授賞式の内容も評価された。

 エミー賞授賞式を制作・放送するFOXエンターテイメントのチャーリー・コリアー最高経営責任者(CEO)は7日、ビバリーヒルズにあるテレビ批評家協会で会見し、「アカデミー賞の成功が司会者なしを決定するうえで参考になった」と述べた。

 同氏はまた、司会者候補には何人かの名前が挙がっていたが「今年は人気番組にユニークな作品が多く、司会者なしの授賞式も良いのではないかと判断した」と語った。

 今回の目玉は何といってもエミー賞史上最多となる32部門ノミネートを記録したHBOの「ゲーム・オブ・スローンズ」。主演男優賞や主演女優賞などキャスト7人がノミネートされるなど、ドラマシリーズ部門を独占した。

 同ドラマは中世ヨーロッパを舞台にしたSFファンタジーで、今年5月にシーズン8「最終章」で幕を閉じた。日本でもスター・チャンネルやHulu、Amazonプライムビデオが放送・配信し、多くのファンを持つ。

 局別ノミネート数ではHBOが137で首位を奪還。同局は17年連続でトップを独走してきたが、昨年、Netflixにトップの座を奪われた。2位はNetflixの117で、3位はNBCの58だった。

 授賞式は9月22日(日本時間23日)、ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われる。