シンガー・ソングライターの杏里(57)が9日、東京・MDPギャラリーで行われたアート作品展「杏里 Back to the 80’s Art Wind展」(24日まで)のレセプションパーティーに登場した。この作品展では、杏里の楽曲をテーマにさまざまなジャンルで活躍する35人のアーティストが制作したアート作品100品を展示・販売する。

 杏里は「アートは音楽と同じで癒やされるし、共通するものがある気がする。これから、年に2回くらいやりましょうか」と話し、訪れた観客を喜ばせた。

 この作品展を開催するにあたり何度もミーティングを重ねたそうで、杏里自らがアーティストの作品をチェックし、「ダメ出しもちょっとした」という。

 杏里のおいでアーティストや起業家として活動しているMonkは、この作品展で神奈川県の立石海岸で撮影した写真を杏里をイメージした色調にアレンジして展示している。

 Monkは杏里からのチェックが「すごく厳しかった」と明かす。ただ「叔母だけど、トップアーティストとして尊敬する存在」だそうで、音楽の作編曲も行うMonkは、杏里の影響を受けて音楽活動を始めたという。杏里には「人に感動を与えるものを作るために、音楽に対して真っすぐに取り組みなさい」と教えられたと明かした。

 杏里はデビューから40周年を迎えた昨年、26枚目のオリジナルアルバム「ANRI」をリリース。デビュー以来これまで一度も休むことなく、走り続けてきた杏里。その姿勢は、おいのMonkにも受け継がれているようだ。