進次郎氏悩むポスト安倍 人気再沸騰で“飛び級総理”急浮上も後継指名“望んでいない”理由

2019年08月08日 17時00分

自宅前で会見する小泉進次郎氏(右)と滝川クリステル

 自民党のホープ小泉進次郎衆院議員(38)が深い悩みに襲われそうだ。フリーアナウンサー滝川クリステル(41)とのおめでた婚で進次郎人気は再沸騰。以前から“将来の首相候補”との呼び声は高かったが、ますます拍車がかかっている。早くも安倍晋三首相の任期満了に伴う総裁選の出馬に期待する向きもあるほど。安倍首相の後継指名もあり得る。ところが同僚議員は「進次郎氏はそれを望んでいない」と指摘する。なぜなのか――。

 サプライズ&デキ婚に自民党の同僚議員たちもビックリ。ある同僚議員は「本当によかった。進次郎氏に会うたびに『結婚しろよ』と言ってきたが、まさか相手がいたとはね。しかもクリステルさんでしょ。そんなそぶりはなかった。これだけ隠してきたのは、表に出たら潰されるかもと思ったのかもね」と喜んだ。

 これまで女性関係をめぐってはあまりにシッポをつかませないゆえに、永田町では“右手が恋人”とささやかれるほどだった。

「このままデートもできず、独身を貫く人生なのか?と気の毒に思っていた」と同僚議員らは右手からの卒業にホッとしている。

 同時に結婚して父になることで、政治家としてひと皮むけることも期待されている。父・小泉純一郎元首相の地盤を引き継ぎ、着実に政界で帝王学を身につけている進次郎氏だが、唯一の弱点が家庭を持っていないことだった。

「進次郎氏は少子化対策や婚活推進にも取り組んでいるが、本人が手本を示すのが最も説得力があり、演説や講演でも“結婚していない”の自虐ネタをいつまで続けるのかと、ことあるごとに言われていた。女好きなのは間違いないが、男色じゃないかとか、変わった性癖でもあるんじゃないかとあらぬウワサもあった。自分が父になることで、地に足のついた議論ができるようになるでしょう」(自民党のベテラン秘書)

 7、8日のニュース、ワイドショーは進次郎氏一色。改めて人気の高さを見せつけた。ここに安倍首相が目を付けているという。

 進次郎氏は安倍首相に結婚報告をした際の会話も明かした。安倍首相からは「実は僕も結婚するとき、小泉さんのお父さんに報告したんだよ」と言われ「普通はまず『おめでとう』と言うでしょ。それが『結婚は大変だよ』と言われたね」と祝福されたという。

 来月にも予定される内閣改造では、これまで「まだ早い」と固辞していた大臣ポストも結婚を機に就任が実現する可能性が高い。

「厚労、農水相あたりが適任だが、官房副長官もあるのでは」(党関係者)。また、自民党幹部は「純一郎氏が安倍首相を育てたように、安倍首相は進次郎氏を育てるタイミングだと改めて思ったんじゃないか。進次郎氏を官房副長官に抜てきすることもあり得る」と言う。

 安倍首相は純一郎氏の推薦で官房副長官になり、出世街道を駆け上がることになったことを思えば、十分な恩返しである。安倍首相の党総裁任期は2021年9月。「直後の総裁選に出ても国民は受け入れるだろう」(前出幹部)と、進次郎氏はポスト安倍に急浮上している。

 とはいえ、「ポスト安倍というのを進次郎氏は嫌がるのではないか」と指摘するのは前出の同僚議員だ。

「純一郎氏は進次郎氏について常々、『修業が足りん』と言っていた。いつかは進次郎氏が総裁選に出ることはあると思うが、“飛び級”だと嫉妬で足を引っ張られかねない。経験不足で失敗も考えられる。今は胆力をつけるときだろう」

 国民からは進次郎氏は実績よりも人気が先行しているとみられがちだ。

「進次郎氏は人気がなくなったときに周りが180度変わるだろうことをちゃんと理解している。これまで話してきた中で『地道にやる』というニュアンスのことをよく言っていた」(同僚議員)

 安倍首相にとっては進次郎氏を内閣に取り込めば恩返しだけでなく支持率上昇も期待できる。一方、進次郎氏は地道に力をつけながら総理総裁を目指すことが得策との考え。もし入閣の誘いがあったらどうするのか。身を固めてからの身の振り方で将来は大きく変わりかねない。