加藤浩次 極楽→“地獄”大崎会長の怒り収まらず 辞めても残ってもイバラの道

2019年08月04日 11時00分

加藤の決断はいかに?

 これが「極楽とんぼ」加藤浩次(50)の前に待ち受ける“地獄シナリオ”だ! 闇営業問題での対応を巡って先月、MCを務める情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)の生放送中に、吉本興業の上層部を公然と批判した上で退社までにおわせたが、いまだ進退について明言していない。「辞める」「辞めない」の情報が錯綜する中、複数の関係者が「どちらに転んでもイバラの道」と指摘している。芸人・加藤としては袋小路に入り込んでしまったようだ。

「雨上がり決死隊」宮迫博之と「ロンドンブーツ1号2号」田村亮が先月20日、謝罪会見を行ったことを受けて、加藤は「スッキリ」で「今の社長、会長の体制が続くのだったら、僕は吉本興業を辞める」と言い放ち、上層部への怒りをあらわにした。その翌日も番組内で、グダグダ会見を行った吉本の岡本昭彦社長を皮肉交じりに批判した。

 加藤と吉本の大崎洋会長は話し合いの場を持ったとはいえ、合意には至っておらず、吉本上層部の加藤への怒りは相当のものだ。「大崎会長が怒り心頭なのは間違いない。それはそうでしょう。吉本がMCの仕事を取ってきた番組なのに、その生放送で退陣を迫られたわけだから」(テレビ局関係者)

 加藤は吉本2トップの退陣か、自身の退社の2択を迫ったわけだが、体制に近い「ダウンタウン」松本人志らは上層部の退陣に反対しており、現実問題として加藤の要求は受け入れられそうにない。となると吉本から出て行くという選択肢しかないのだが、長年にわたって「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)で共演した「ナインティナイン」岡村隆史からは「加藤浩次が辞める必要なんかどこにもない」などと引き留められており、悩ましいところだろう。

 ただ加藤がどちらの道を選んでも、芸人として活躍できる場は大幅に減少することになりそうだ。まず残留を選んだ場合のシナリオはこうだ。「大崎さんの怒りは半端じゃない。残ったとしても“飼い殺し”のような扱いになりかねない」と事情通。

 現在「スッキリ」のほか、複数のレギュラー番組を抱えているが「元SMAPの3人を出演させないように圧力をかけていたとして、公正取引委員会がジャニーズを注意したことで、加藤もしばらくはレギュラー番組の降板はないと思うけど、いずれ減っていくのでは」(テレビ局関係者)

 では本人が言ったように、吉本を辞めた場合はどうなるのか?「やはり『吉本の加藤』という看板は大きく、新規の仕事は入ってきづらくなる。そうなると、現在のレギュラー番組をキープすることが芸人として“生命線”となるが、『スッキリ』を取り巻く空気は怪しい。MCが感情に任せてしゃべりまくる姿に『番組の私物化だ!』という批判が日テレに殺到したことで、日テレの上層部も不快感を持っていると言われている」(前同)

 加藤が大きな注目を集めたことにより、7月22~24日に3日連続の10%超えを果たし、大崎会長との会談翌日(24日)の番組冒頭に瞬間最高17・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど「スッキリ」の視聴率が大幅に上昇したことは事実だ。しかしそれまでは、最盛期と比べると視聴率は下がっており、ライバル番組の「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日系)に負けが続いていた。「吉本のお家騒動が勃発する前から、打ち切り説が出ていたのは確か。加藤が吉本を出たタイミングをきっかけに、日テレが打ち切りにする可能性は高い」(前同)

 加藤の代表番組「スッキリ」が終われば、他番組が追随してもおかしくない。芸人としてはトップランクにのし上がった加藤だが、体制批判の代償は高くつきそうだ。

【日テレ上層部が“クギ”】加藤は2日放送の「スッキリ」で、「(大崎会長と)2回目の会談はまだできていないんです。1回目の平行線のまま」と明かした。

 1回目の会談が行われたのは、岡本社長の会見翌日の先月23日のこと。22、23日の「スッキリ」の生放送では長時間にわたって吉本お家騒動を取り上げ、体制批判を繰り広げたが、大崎会長との会談を終えて初の生放送となった24日は怒り・興奮も収まったのか、冷静に淡々と語るにとどまった。「さすがに情報番組だから、自分の主張ばかりを熱く語りすぎないようにと、局上層部から通達があったようだ」と日テレ関係者。

 また加藤は2日の放送内で「電話させていただいて、話させていただいています」と松本と頻繁に連絡を取っていることも明かした。芸人たちは丸く収めようとしているようだが…。