「轟轟戦隊ボウケンジャー」や「ミュージカル テニスの王子様」で活躍したイケメン俳優の齋藤ヤスカ(32)らが1日、東京・中野の劇場MOMOで舞台「EBBING HOUSE〜忘却の彼方〜」(脚本=園田英樹、同所で4日まで)の公開舞台稽古を行った。

 物語はメディアで時代の寵児ともてはやされ、わが世の春を謳歌する青年実業家(齋藤)が主人公。糟糠の妻の病をきっかけに、虚飾にまみれた人生を反省し、家族と向き合って己の人生を取り戻し再生に向かっていく。

 齋藤は「脚本を読んで、心当たりがありすぎた。自分も若いころは偽りというか、同時に多くの女性と恋したり、思い当たる節が多くあった。仲間には“あてがき”と言われたけど」と苦笑しきり。

「え、交際していた芸能人のイニシャル? 一人だけ挙げるならOさんかな。この時は僕じゃなくて、交際中にOさんが別の男性とすっぱ抜かれた。僕は同時進行されているほうだった。大変だった」という。

 まだ若いが人生の酸いも甘いも経験し、すでに両親はいない。心に響く場面が多く、魂のこもった演技が期待される。

 舞台には、名作ドラマ「太陽にほえろ!」などで知られる美人女優の長谷直美(63)、2002年準ミスインターナショナルの鳳恵弥(38)も出演している。