秀逸回答にIPPON! 吉本騒動直撃に芸人“大喜利大会”発生

2019年08月02日 11時00分

ゆりやん(左)ととろサーモン・久保田

 闇営業問題に端を発した吉本興業の一連の騒動で“珍現象”が起こっている。テレビ局やスポーツ紙が吉本芸人たちの心情を聞くべく、あちこちで直撃を試みているが、いつの間にか芸人たちの間で「いかに面白い返しができるか」という“大喜利大会”の様相を呈しているのだ。いまのところ、この大喜利での両横綱は、とろサーモンの久保田かずのぶ(39)とゆりやんレトリィバァ(28)だというが、その返しとは――。

 当初は反社会的勢力主催の忘年会に多くの芸人が参加していた、という問題だったが、その後、「雨上がり決死隊」宮迫博之と「ロンドンブーツ1号2号」田村亮が謝罪会見で、吉本のパワハラ体質を告白。さらに「極楽とんぼ」加藤浩次が司会を務める日本テレビ系の「スッキリ」で「体制が変わらなければ吉本を辞める!」と宣言したり、岡本昭彦社長の会見があまりにもグダグダだったりと、問題の本質が何か、よく分からなくなってきた。

 闇営業問題がいつの間にか吉本の内紛に発展した状況で、ワイドショーのカメラは都内や大阪の吉本系劇場の周辺などでこぞって所属芸人たちを直撃。当初は「どうなっているのかよくわからない」「今は答えられない」との対応が多かった。

 だが、最近になって雲行きが変わってきた。テレビの直撃にどう答えるかが芸人の力量と言わんばかりに“大喜利大会”の様相を呈してきたのだ。空気を一変させたのは、吉本新喜劇のベテラン池乃めだかだ。

「吉本に何か言いたいことは?」と問われ「背が高くなる薬を開発してくれっていうことです」と返答。これにはナインティナインの岡村隆史が「あれが吉本!」と脱帽した。

 お笑い関係者は「これで“深刻な騒動を笑いで返す”という流れが生まれた。突然振られたお題に、いかにリアクションするかは、芸人の反射神経が試される。それこそ芸人の力量と言えるが、いまのところこの大喜利の“両横綱”は、久保田とゆりやんと言われている」と指摘する。

 久保田は、テレビ朝日系の「ワイド!スクランブル」に直撃され、騒動について聞かれた際「(岡本)社長も傷付いてるし芸人も傷付いてるんだったら、『トイ・ストーリー4』とか見たらいいかな、って考えますね。癒やされるので」とボケをかました。これは、人間とおもちゃの物語を描き大ヒットした映画「トイ・ストーリー」シリーズ第4弾のことだ。

 この見事な返しが大ウケ。このシーンを切り取った動画がツイッターにアップされると、160万回以上も再生される人気となった。この返しが良かったせいか、31日放送の「ワイド!スクランブル」に久保田自身がゲスト出演するという、意外な成果も上がっている。

 またフジテレビ系の「直撃LIVEグッディ!」に直撃されたのがゆりやん。騒動について聞かれると「私は子供の時から吉本に入るのが夢で、いま吉本に入れさせていただいて…」。そう言いながら涙ぐんだが、顔を上げると目がパッチリ二重という変顔を披露した様子が放送された。

 さらに「急いでるので」とその場を去ろうとしたが、ノロノロと超ゆっくり歩くなどボケ倒した。こちらは再生回数が1日で436万回を記録している。

 また31日には、相方のレイザーラモンHGが謹慎しているRGが日本テレビに直撃された。HGのトレードマークであるサングラスをかけたRGは、HGの持ちネタ「フォ~!」を全力で披露した。

 久保田は同日夜、「もう芸人はあそこを野外ステージと言ってカメラで一言というオンエアをかけての大喜利合戦になってます」とツイートした。今後は、吉本所属の芸人による大喜利大会に注目が集まりそうだ。