元SMAPの稲垣吾郎(45)が29日、東京・文京区の椿山荘で行われたミュージカル「君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME~」(8月30日~9月23日、東京・新宿区の日本青年館ホール)トークイベントに登場した。

 昨夏に京都で上演された同舞台が新たに生まれ変わり、今秋、東京で上演される。稲垣と女優の安寿ミラ(59)、北村岳子(59)、中島亜梨沙(36)による謎多き、美しい恋物語。公演を記念して都内20の駅に特製ポスターが掲示されている。

 稲垣が「真夏の夜に見に来てくださったお客さんと、すてきな夜を過ごせたらなと思っています」とあいさつすると、安寿は「去年、すごく楽しく、このメンバーで京都の夏を過ごさせていただいて。今年は神宮の夏を過ごせるのを楽しみにしています」と笑顔を見せた。

 作品の魅力について聞かれた稲垣は「脚本・演出の鈴木聡さんとは若いころからずっとお仕事させていただいていて、僕のことを誰よりも知っている。温かい内容で、これからもずっとご一緒させていただきたいです」。北村が「鈴木さんは私のことがすごく好き。今年も頑張ります! 攻めます!」と言うと「今、一番、僕に〝近い〟です。僕に触れる役です」と笑わせた。

 昨年11月に死去した音楽担当・佐山雅弘さん(享年64)の思い出を聞かれると、稲垣は「僕でも表現しやすいような曲を、誰よりも分かってくださって。〝音のオートクチュール〟と言ってたんですが、僕のために作ってくれた曲でした」と明かした。

 また、今月9日に死去したジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(享年87)の思い出を聞かれると「そうですね、僕はグループの中でも一番怒られた。意外ですか? 合宿所にいたりもしたのでね。(アイドルとして)全部、教えてくれたのがジャニーさん。天国でも見守ってほしいですね」としのんだ。

 今後、お別れ会への出席などを聞かれると「僕らも立場がありますのでね。出たいという気持ちはありますが、心が通じ合うことが一番大事だと思います。近くにいたいと思いましたけどね。ジャニーさんにも僕らの気持ちは届いていると思います」と話した。