演歌歌手・水森かおり(45)とお笑いコンビ「サンドウィッチマン」(伊達みきお=44、富澤たけし=45)が26日、都内でコラボ曲「笑顔で遠まわり」を披露した。

 1月に発売したシングル「高遠 さくら路」のカップリング曲が異なるバージョンを7月に発売し、そのうちの一曲が「笑顔で――」となった。この3人は同じ事務所に所属していた時があり、「いつか一緒にやりたい」と話し合っていたそうで、念願かなってのコラボだ。

 この楽曲で伊達は「萬みきお」という、コントで登場させるキャラクターに扮している。千昌夫の弟子という設定で、「俺を超えろ、という意味で『千』よりも1桁多い『萬』という名前をいただいたことになっているんですが、許可はもらってません!」とキッパリ。水森は「(千とは)同じレコード会社だから大丈夫」とフォローした。ステージでは観客のアンコールに応え、2度熱唱した。

 目指すところは「3人で紅白出場」というが、3人が集まってステージで歌うのは今回が初めて。音楽関係者は「サンドの2人が多忙すぎて、スケジュールが取れないのが実情。いろいろな大型の音楽番組にも出演させようとしているそうですが、したくてもできない」という。

 歌を披露する機会がなければ、なかなか「3人で紅白」という目標は難しそうだが、サンドの好感度の高さがそれを補うかもしれない。先日、「日経エンタテインメント!」が発表した「タレントパワーランキング芸人編」では、1位がサンド、2位が伊達、3位が富澤。何とトップ3を独占してしまったのだ。

「とにかく2人のお茶の間での支持は圧倒的。しかも昨年の紅白で2人は副音声の『紅白ウラトークチャンネル』で司会もしているし、NHKとしても見逃すことはないのでは」(同)

 水森は紅白の常連だが、今年は3人での出場があるかもしれない。