一世一代の大勝負だ。闇営業問題から飛び火し、吉本興業の体制批判を展開するお笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(50)が23日午後5時50分、同社の大崎洋会長(65)と話し合うため、東京・新宿区の吉本興業本社を訪れた。

 加藤は「雨上がり決死隊」宮迫博之(49)と、「ロンドンブーツ1号2号」田村亮(47)が、独断で謝罪会見を開くまでに追い込んだ同社の対応を問題視。前日22日に“グダグダ会見”を行った同社の岡本昭彦社長(52)と、大崎氏の名前を上げ「この体制が続くなら、俺は吉本を辞める!」と宣言していた。

 車で本社入りした加藤はグレーのスーツに黒のYシャツ姿。車内の加藤は渋い表情のままで、報道陣約100人の脇を通り抜けていった。

 大崎氏との会談は午後6時スタート予定とみられる。加藤が宣言通り、退社すれば、追随する芸人が出てくることは確実。両者物別れに終われば「吉本は割れるかもしれない」(関係者)との声も…。

 加藤は吉本の現状に不満を抱く多くの芸人の“声”を背負って、大崎氏とのトップ会談に臨む——。