俳優・川崎麻世(56)が22日、都内で行われた朗読劇「遠き夏の日」(8月9日から)の制作発表会見に参加した。

 1970年代の特撮ドラマ「ミラーマン」の主人公・鏡京太郎役などで知られ、6月に死去した俳優の石田信之さんの原作。終戦間際に特攻隊の出撃基地を舞台に、食堂で働く女性と特攻に行く若い男性を描く。

 川崎は「私も子供のころは戦争時代、食べ物がなかったことなど聞かされてきた。そうやって教育を受けてきたことは良かったと思う」。続けて「戦争はあってはならない。作品を通して二度と戦争がないようにと、皆さんに伝わればいいかな」と話した。