つい先日まで注目を集めていた元横綱貴乃花こと花田光司氏(46)の影がすっかり薄くなっている。一時は、出演する番組が高視聴率を取れることから引っ張りダコだったが、今やオファーも少なくなっているという。「話題が1周してしまいましたからね。バラエティー番組に出演し始めた当初は、物珍しさも手伝って視聴率は2桁をキープしていましたが、さすがに視聴者も飽きてしまったようです」とは制作関係者。

 期待された参院選も出馬しなかったため、すっかり話題は尻すぼみに。それとともに、花田氏のギャラも下がってきているようだ。

「話がすごく面白いわけでも、上手なわけでもないんです。なんか、無理している感がありありで、誰かにイジってもらわないと笑いに昇華しない。しかも、あまりいじり過ぎると『激怒するのでは?』とヒヤヒヤするんですよね。ちょっとバラエティーには向いていないと思います」(放送作家)

 とはいえ、相撲を普及するにはテレビは大きな武器。向いていないとは言っていられない。そこで同氏が、リスペクトし、モデルケースに考えているのが長嶋一茂だという。

「2人ともスポーツや勝負の世界出身で、親もスポーツ界で名を成したサラブレッドという共通点がありますからね。しかも一茂はテレビの世界で活躍しています。花田氏としては学ぶところが多いと考えているのでしょう」(テレビ関係者)

 だが、当の一茂は花田氏の兄でタレントの花田虎上(48)と親しく、共演が多い。それだけに同関係者は「一茂も花田氏との共演はウエルカムと思いますが、お兄ちゃんとの関係を考えるとなかなか難しいかもしれません」と困惑顔だ。

 花田氏は兄弟の関係を改善するのが先決なのかもしれない!?