【参院選】N国党・立花代表当選で意気盛ん 丸山穂高議員スカウト&都知事選出馬も

2019年07月22日 16時20分

笑顔でポーズを取る立花氏

 参院選に比例代表に4人、選挙区に37人を擁立した立花孝志代表(51)率いる「NHKから国民を守る党」は、個人で約12万9000票を得た立花氏が比例で当選。選挙区での得票率が2%を超え、政党要件も満たした。

「NHKをぶっ壊す」のワンイシューで生まれたN国党が国政政党にのし上がった。各陣営の開票所は通常、テレビが置かれ、NHKの当確速報を待つ。だが「NHKのスクランブル化」を公約に掲げるN国党がNHKの選挙速報を見るわけにはいかない。ネットTVが開票直後に打った当確情報を信じ、確定したのは22日午前5時前で、最後の滑り込みだった。

 政権放送や街頭演説では「NHK局アナの不倫路上カーセックスを許さない」と連呼。「政権放送は相当抗議が来たし、票も落としたが、政治を知らない人にも選挙やN国党の存在を知ってもらうことが大切だった」(立花氏)

“炎上上等”の行動は今後も続く。党勢拡大のために「戦争発言」で日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員(35)をN国党に迎える計画を立てているのだ。立花氏は「国会議員は1人より2人の方がいい。既に話はしている」と話し、丸山氏もツイッターで含みを持たせている。

 参院選も通過点にすぎない。立花氏は「僕が参院議員を辞めても次点者が繰り上がる。党の顔としてガンガン出て行かないといけない」と参院のバッジにも執着がない。

 N国党関係者は「来年行われる都知事選に立花氏を含めて10人以上が出馬して、『NHKをぶっ壊す』を叫ぶ計画があります」と話す。都知事選も党を広告する舞台装置でしかなく、すべては衆院選へとつなげたい考えだ。立花氏は「衆院選の時はふざけない」。その目はいつになく真剣だった。

 N国党の議席獲得に動揺?したのか、NHKは開票速報で当初「NHKから国民を守る会」と呼び、その後に「――守る党」と正しく伝えた。衆院選に殴り込めば、NHKにも脅威か…。