1990年代に巻き起こった“ボキャブラブーム”に乗ってブレークしたお笑い芸人・幹てつやと妻の女芸人・あゆのお笑いコンビ「かりすま~ず」が、単独ライブ「夫婦坂~sadame~」(20日、東京・渋谷∞ドームステージⅠ)を開催する。

 11日に都内で取材会を行った2人は、同ライブで2歳の長男・浩一朗くんをショートコントに挑戦させるプランを明かした。浩一朗くんは、昨年の単独ライブに抱っこされて登場したが、幹は「きちんと舞台に立つのは初めて。市川海老蔵さんの息子に負けないように、史上最年少の芸人デビューにしたい」と野望を明かした。

 海老蔵の長男・堀越勸玄くん(6)が舞台デビューを果たしたのは2015年11月、東京・歌舞伎座で行われた公演「吉例顔見世大歌舞伎」だった。初お目見えとなるこの時、勸玄くんは2歳7か月だった。浩一朗くんが今月20日に無事デビューすれば、2歳6か月。わずかな差だが、勸玄くんよりも早いデビューとなる。

 もっとも勸玄くんは来年5月、父の海老蔵が十三代目市川団十郎白猿を襲名するのと同時に、八代目市川新之助を襲名することが決まっている。幹は「格は全然違いますけどね」と苦笑した。

 だが、まだ2歳だけに浩一朗くんの舞台がどうなるかは未知数。あゆは「練習はしてるけど、日によって違うので。3人でやるとうまくいくけど、人前に出ると照れちゃう。舞台となると怖いですね」と言う。

 もし本番当日、グズったりしたら、出演できない可能性もあるが、幹は「ここで出しとかないと、抜かれてしまうんでね」と、「史上最年少芸人」誕生に意欲を見せていた。