米経済誌「フォーブス」による2019年度版「世界で最も稼ぐセレブ100人」が10日発表され、米歌姫テイラー・スウィフト(29)が、3年ぶり2度目の1位に輝いた。テイラーが過去1年間で得た収入は1億8500万ドル(約200億円)だった。

 テイラーは昨年5月から11月まで最新アルバム「レピュテーション」をテーマにした全米スタジアムツアーを敢行。全公演ソールドアウトで、米国ツアーとしては史上最高額となる2億6600万ドル(約287億円)を売り上げた。同誌は今回の収入の多くは、同ツアーによるものだったとしている。

 同番付2位は米セレブ一族、カーダシアン家の末娘カイリー・ジェンナー(21)で、年収は1億7000万ドル(約183億円)。カイリーは自身が起業した化粧品など美容グッズを製造・販売する会社「カイリー・コスメティックス」を経営。若い女性から人気を集め、昨年の年商は3億6000万ドル(約388億6000万円)に上った。

 3位はカーダシアン家の次女キム・カーダシアン(38)の夫でラッパー兼音楽プロデューサーのカニエ・ウェスト(42)で、年収は1億5000万ドル(約162億円)。

 同誌によると、カニエはスポーツ用品大手アディダスと提携した自身のスニーカーブランド「イージー」をプロデュース。1足あたりの卸売価格の15%がカニエのライセンス料だという。音楽活動に加え、スニーカーの売り上げが収入を押し上げたとしている。

 4位はアルゼンチンのサッカー選手で、スペイン・バルセロナ所属のリオネル・メッシ(32)で1億2700万ドル(約137億円)。5位は英シンガー・ソングライター、エド・シーラン(28)で1億1000万ドル(約119億円)だった。テイラーはあのメッシの1・5倍稼いだことになる。

 サッカー界からはイタリア・ユベントス所属のポルトガル代表クリスチアーノ・ロナウド(34)が6位、フランス・パリ・サンジェルマン所属のブラジル代表ネイマール(27)が7位と続いた。