お笑い芸人の宮川大輔(46)が8日、都内で行われた映画「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」(8月2日公開)のイベントに出席。自身がレギュラー出演するバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)のお祭り企画復活をアピールした。

 同番組では、宮川が出演しているお祭り企画「タイ・カリフラワー祭り」(2017年2月12日放送)と「ラオス・橋祭り」(18年5月20日放送)で、実際には存在しない祭りをでっち上げたというヤラセ疑惑が報じられた。

 これに対し放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は5日、「放送倫理違反があったと言わざるを得ないと判断した」とする意見書を提出した。

 イベント終了後、報道陣から「『イッテQ』のBPOについて」と聞かれると、その場でしっかりと立ち止まり、この問題について話した。

 宮川は「本当にお騒がせしてます。(BPOの見解が)決まりましたので、僕はいつでも行く準備はできてます。あとは向こう(局側)の判断に任せたいと思います」。さらに「頑張ります」「ありがとうございます」「大丈夫です」とかみ締めるように話した。

 続けて、「番組のスタッフ、キャストさんみなさんの士気はどうですか?」という問いかけには、「また新たに決まったら、一丸となって頑張ろうと思ってます。ありがとうございます」と、慎重に言葉を選びながらも目を潤ませて話した。

 テレビ局関係者は「これまで宮川は、ヤラセ疑惑について『全く気付かなかった』と言ってきた。お祭り企画は宮川の代表作とも言えるものだから本人は復活をアピールしたかったのだろうが、『放送倫理違反があった』と認定された直後だけに、あまりしつこく『やりたい』と言うと反感を買いかねないのでは」と指摘する。

 果たして宮川の願いが通じ、お祭り企画は復活するのか?