ももくろ、乃木坂46からも絶大な信頼 脱税疑惑“神スタイリスト”が繰り返した言葉

2019年07月09日 17時00分

 法人税と消費税計約6400万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反などの疑いで、東京・世田谷区の芸能関連会社「B―irthday(バースデイ)」と、同社社長でスタイリストの米村弘光氏(57)を東京地検に告発したことが8日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、米村氏は人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」「乃木坂46」の衣装のデザインやコーディネートを手掛けていた。2017年11月までの2年間、所得約1億3100万円を申告しなかった疑いがある。

 本紙の取材に米村氏は事実関係を認めたうえで「今は衣装デザインやスタイリストの仕事は一切しておりません。国税局の指摘を真摯に受け止め、修正申告と納付を済ませました。『一から出直させていただきます』としか言えません」。

 さらに脱税した時期なども質問したが、「一から出直させていただきます」と繰り返すのみだった。しかし「“一から”という意味は、衣装デザインやスタイリストとしての仕事と再び向き合うということですか?」と尋ねると、米村氏は「いや、スタイリストは…」と一瞬言いかけたが、「一から出直させていただきます。やっぱりこれ以上は言いません」と言及を避けた。

「昨春には脱税の疑いで強制調査を受けていた。その後、本人から関係各所に仕事ができないと伝えられ、ぎっしり埋まっていた予定がすべてキャンセルになった。重い病気と説明されていた関係者もおり、姿を消した米村氏を本気で心配している人もいた」(音楽関係者)

 ももクロや乃木坂ら有名アイドルと一緒に写った写真も多数存在。アイドルファンからの知名度も高く、一部では“神”と呼ばれていた。「急な依頼でもクオリティーが高く、アイドルからの信頼も厚かった」とはレコード会社関係者。

 ただ前出の音楽関係者によれば「本人は『信じていた人に裏切られた』と悔しさをにじませていた。アイドルに関わることは、今後もやめないのでは」という。