化粧品などを開発・販売する会社「KKWビューティー」を経営する米セレブタレント、キム・カーダシアン(38)が1日、ツイッターを更新し、自らの矯正下着ブランドに名付けた「KIMONO(キモノ)」を撤回すると発表した。

 キムが先月下旬に発表した「KIMONO」は「着物」とはかけ離れたデザインの下着。日本の伝統的衣服の名称を商標登録出願したことに、SNSでは「日本文化の盗用」「日本の伝統文化の侮辱」などと炎上していた。

 これについてキムは先月27日、米紙ニューヨーク・タイムズに投稿し、「この単語を日本のルーツから切り離す意図はなく、衣服に込められた美やディテールを賛美する意味でそう名づけた」と弁明。決して日本文化を軽視したものではないと強調。また、「わが社のブランドが今後、(日本の)伝統的衣服をまねた商品や、敬意を欠くような商品を開発し、発表するようなことは一切ありません」と付け加えた。

 インスタグラムで1億以上のフォロワーを抱えるなど大きな影響力を持つとあって、騒ぎは世界中に拡散。キムは「慎重に考えた結果、ブランドは新しい名前で販売する」とつぶやいた。