歌手の田原俊彦(58)が30日、都内で新曲「好きになってしまいそうだよ」の発売記念ミニライブを行った。

 75作目のシングルとなる同曲は、ミディアムテンポの曲調。ライブでは1300人のファンの前で新曲のほか「ハッとして!Good」など7曲を披露した。

 今年6月21日からデビュー40周年の節目を迎えた。「58歳になった今も、こうやってステージに立たせてもらえるのは、みんなジャニー(喜多川社長)さんのおかげ。僕は小さいときにオヤジを亡くしているので、ジャニーさんが第2のオヤジです」としみじみ語った。

 そのジャニー氏は6月18日に自宅で倒れ、都内の病院に救急搬送されている(本紙既報)。田原は「心配ですけど、僕はもう外部の人間なんで、詳細は分かりませんが、一日も早く元気になってほしい」と話した。ジャニーズ在籍時代には「ステージングや選曲、演出まで事細かにやっていただき、そばで見てくれていた。僕の中では感謝しかない」とし「日本の音楽シーンに必要な方。一日も早く元気になって、またどこかでお会いしたい」とコメントした。

 会見中は、ジャニー氏の話だけにとどまらない。ビシッとポーズを決めたと思ったら、腰をクネクネさせるダンスを見せたり、下ネタトークで報道陣の笑いを取ったりと、サービス精神旺盛は相変わらず。あるテレビ局関係者は「こちら側が求めている以上のことをしてくれるのがトシちゃん。だから、いつもどんなことを話してくれるのかという期待値が高い。それがあるから、ファンもついてきている」と納得の表情だ。

 7月28日スタートの40周年記念コンサートツアーで、全国17か所を回る田原は「チケットを買ってくれたファンの方が、お金を使った分以上のステージを見せたい」と意気込んでいる。