お笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志(55)が30日、フジテレビ系「ワイドナショー」で、闇営業問題で「雨上がり決死隊」宮迫博之(49)ら吉本興業の芸人など15人が謹慎処分を受けた問題に触れ、無念の表情を見せた。

 松本は9日の放送で、宮迫らが「ギャラはもらっていない」と主張したことに対して「正直言うと(ノーギャラは)ないと思う」と話していた。この発言の真意を「宮迫とか彼らへのメッセージですね」と明かし、こう続けた。「お金をもらったと言わないと、誰も信じてくれないよと、助け舟的なアレで言ったつもりだったんですけど。イマイチ伝わってなかったというか」

 金銭の授受があったかどうかでウソをついてしまえば、「反社会的勢力とは知らなかった」という主張が仮に事実だとしても、誰も信じてくれない…。松本はその危険性を伝えたかったのだろう。

 宮迫に直接電話したことも明かし「『それ、ムリやで』って。世間、誰も信じないよ。そこでウソついちゃうと、なんもかんもウソやと思われるぞ、と言いました。彼も『ハイ、ハイ』とは言うてたんですけど、どっか芯で分かってなかったのかな」。

 さらに「俺が宮迫やったら、どうしたやろうとか考えるんですけど。なんか分かってもらえなかったので、寂しいなというのはあります」と時折、両手で目頭を押さえながら話した。

 また、宮迫が2017年に不倫騒動が起きた際「オフホワイトです」とあいまいな釈明をして、なんとか逃げ切ったことを挙げて「不倫の時に中途半端にごまかすことができたというか、コイツにとってよくなかった。乗り越えられるという甘い認識が。あの時もだいぶ言ったんですけどね」と指摘。東野幸治(51)も「それが成功なのか分かりませんが、成功体験があったので、今回も白黒はっきりさせずにごまかせるかなと(思ったのでは)」と同調した。