麒麟の田村裕(39)が28日、都内で「たけだバーベキュー杯 バーベ1ぐらんぷり2019」(8月12日、東京・昭和の森ガーデン カフェ&BBQ)の開催発表会見に出席。所属する吉本興業で相次ぐ芸人の闇営業について語った。

 吉本興業は所属する芸人が反社会的勢力が出席するパーティーなどで闇営業を行っていた問題で、パイプ役となっていたカラテカの入江慎也との契約を解除、宮迫博之、田村亮らを無期限の謹慎処分に。さらにはコンプライアンス順守で反社会的勢力と関係を持たないことを決意表明した。

 田村は「会社から反社と付き合わないようにと指導がありました。今は相手が誰かわからなくても、お願いすれば会社で調べてくれる」と反社会的勢力と接点を持たないようにする環境づくりが行われていると告白。一方で「直の営業の経験がある人はたくさんいる」と明かしつつ、「今は闇営業=反社みたいな感じで、いかにも普段から反社と付き合ってると思われるのはイヤですね」と複雑な胸中も明かした。

 実際、闇営業とは会社を通さない仕事のことを指し、闇営業=反社会的勢力との付き合いというわけではないため、田村の言い分にも一理あるが、反社会的勢力とのかかわりがなくても会社を通さない仕事には落とし穴がある。

「そもそも会社を通さない仕事のギャラがどう処理されているかということですよ。しっかり自分で確定申告していれば問題はないが、してなかったとすれば脱税ということになる。実際に今回の件では宮迫に国税が目をつけているとの話も聞きますからね」(テレビ関係者)

 確定申告の有無と受け取ったギャラの総額によっては悪質性が問われる可能性も十分ある。田村が言うように「直の営業の経験がある人はたくさんいる」というのは、かなり危険。さらなる問題に発展する可能性も出てくるかもしれない。