子だくさんで知られるイクメンタレント・つるの剛士(44)が27日、都内で行われた次世代教育アプリ「Maria@home」制作発表会に出席した。

 今、芸能界では今月7日発売の写真誌「FRIDAY」が告発した“闇営業”問題が波紋を広げている。吉本興業所属「カラテカ」の入江慎也(42=契約解除)が仲介し、「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)らが振り込め詐欺グループの忘年会に出席してギャラを受け取っていたとして、謹慎処分を受けた。当初、「ノーギャラ」を主張していたがウソと判明。その悪質性から批判の声がやむことはない。

 そんな中、この日は闇営業問題が同じ吉本所属の「スリムクラブ」に飛び火。同コンビは3年前、別件で暴力団相手に営業したことが報じられ、無期限活動禁止処分を受けた。

 つるのは「ありがたいことに芸能生活25周年を迎えることができた。振り返ると事務所(太田プロ)はありがたいと思う。好きなことをやって、食いっぱぐれもなかった。僕は事務所が大好きなので、裏切るようなことはできない」とコメント。

「皆さん、大変なんだろうが、死んだウチのオヤジから『世の中うまい話は絶対ない。うまい話には絶対乗るな』と言われ続けてきた。お天道様は見ているので、悪いことをしたらいけない。子供にも言い聞かせたい」と語った。

 吉本は事務所と折半するギャラの歩合が業界最低レベル、太田プロは最高レベルと開きが大きい。「天津」木村卓寛(43)、ムーディ勝山(39)、「2700」常道裕史(36)らは本業だけで食えず、副業で必死に家族を養っていただけに、つるのの言葉がそのまま当てはまるかは分からない。ただ、結果として会社を通さず、犯罪組織が不正に稼いだ金をギャラとして受け取ったのは事実だ。

 なお、この日の司会は「安田大サーカス」団長安田(45)の妻でタレントの安田さち(37)が務めた。安田は闇営業について「団長は全然大丈夫」と、愛する夫の関与を笑顔で否定。一方で「クロちゃん(42)のことは分からない」と語り、一抹の不安が残った。