吉本興業は27日、お笑いコンビ「スリムクラブ」(真栄田賢&内間政成=ともに43)を無期限謹慎処分にすると、マスコミ各社に送付したファクスで発表した。

「スリムクラブに関するご報告とお詫び」と題された書面で、「スリムクラブの2名は、3年ほど前に、知人である、他社所属芸人を通じ、飲食店オーナーの誕生日パーティへの演芸提供を直接依頼され、参加したところ、その対価として一定の金銭を受領しておりました。スリムクラブにおいては、認識はございませんでしたが、このパーティには反社会的勢力が参加していたものと、当社にて判断し、今回の処分に至りました」と説明した。

 続けて「関係各位、ファンのみなさまには、多大なるご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び致しますと共に、改めて当該芸人以外のタレントにもヒアリングを実施し、これを機に社員・タレントが一丸となってコンプライアンス遵守の再徹底・再構築を図ります」とした。

★真栄田賢(まえだ・けん)の謝罪コメント=「ファンの皆様、そして、僕と関係のある人たち全員に申し訳ない気持ちでいっぱいです。申し訳ございません。認識が甘く、このような形になってしまった事は、大変心苦しいです。謹慎して、その間に自分と向き合って、少しでも人の役に立てるよう頑張ります。この度は、誠に申し訳ございませんでした」

★内間政成(うちま・まさなり)の謝罪コメント=「この度は、自分の認識の甘さが原因で、軽率な行動をとってしまい、誠に申し訳ございませんでした。この謹慎で自分と向き合い、自分の生き方を堂々と話せる人間になりたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」

 吉本所属の芸人をめぐっては、反社会的勢力の忘年会に、会社を通さない「闇営業」として出席した芸人がギャラを受け取ったと認められたため、「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)ら11人を24日に無期限謹慎処分にしていた。