「極楽とんぼ」加藤浩次(50)が25日、日本テレビ系「スッキリ」で吉本興業のお笑い芸人11人が反社会勢力との“闇営業”問題で謹慎処分を受けたことに言及した。

 詐欺グループのパーティーに所属事務所を通さず参加した“闇営業”問題で、仲介役の「カラテカ」入江慎也(42)は4日に契約解消。「雨上がり決死隊」宮迫博之(49)、「ロンドンブーツ1号2号」田村亮(47)は当初、「ギャラはもらっていなかった」として厳重注意を受けた。その後も「金銭授受」の報道が続き、吉本は24日になって「金銭授受があった」として11人を謹慎処分にしたと発表した。

 亮は騒動発覚後の9日に加藤がパーソナリティーを務めるラジオ番組に出演し「絶対にギャラはもらっていない」と強く主張。加藤はこの日「亮からも会社(吉本興業)からもお金はもらっていないと聞いていた。僕自身ももらっていないという前提で話を進めてきた。これは僕の甘さです」「信用している仲のいい後輩を信用してコメントしたのは僕のミスでもあります」と頭を下げた。

 加藤は今回の“闇営業”問題での吉本の対応にも納得できなかった。「僕は会社の初動ミスもあると思っている。入江は反社会的勢力とつながりがあって、その人間からお金をもらっている事実が分かったから、契約解消になった。でも、他の人間はお金をもらってないから、反省しなさいよという口頭の注意で終わった」と当初の判断に甘さがあったと指摘した。「会社自体も甘いんじゃないかって、僕は(会社に)言いました。ちゃんと調べてから出さないといけないよって。発表の仕方もまずかった」と不手際があったと述べた。