コロッケ ものまねレストラン移転の理由は「赤字で大変だった」

2019年06月18日 23時51分

コロッケ

“ものまねの帝王”コロッケ(59)がプロデュースするものまねエンターテインメントライブシアター「CROKET MIMIC TOKYO」が六本木に移転し、18日に内覧会が開かれた。20日に営業を開始する。

 旧店舗は麻布十番駅直結の水槽のあるレストランとして、業界人の合コンやドラマの撮影に使われるオシャレスポットだったが、コロッケが目をつけて改装。日本のラスベガスを目指し、当初2億円の予算を5億円つぎ込んで営業し始めた。

 インバウンドに対応する質の高いナイトスポットを目指したが、出演タレントは新宿のものまね小屋と変わらず、値段は倍とあって苦戦。コロッケの高い理想と現実にはかなりのギャップがあり、開店半年後には閉店説が流れる始末。出演者内でも内紛があって雰囲気がギスギスしていたが、ものまね界の第一人者の意地で3年間持たせ、今年1月に閉店に至った。

 コロッケは「うそをついてもいまどき、すぐバレる。あとで叩かれるよりか、正直に全部言ったほうが気が楽。大人の事情がある。なんであんなにお金をかけたんだろう。赤字で大変だった」と振り返った。

 出演者やスタッフなどを含めると従業員は40人。客のほうが少ない状態が続いた。客席は2階建てと広いため、スカスカに見えたという。「一日、70~80人は入らないとペイできなかった」

 新店舗のある場所は、もともと名物ママが仕切るダイニングバーとして30年間営業されていた。昨年7月、おネエタレントのはるな愛(46)が大規模な改装を施し、エンタメスポットとしてスタートさせたが、トラブルからわずか10日間で休業に追い込まれてしまった。

 コロッケは「新しいことをやるには最適の場所。向こうと比べると家賃は安いが、ソファもカーテンも特注で金がかかっている(はるなの居抜き)。ものまね人生の集大成をみんなと一緒につくっていきたい。命をかけている。前と同じことを繰り返さないようにしたい」と抱負を述べた。

 さらに「これだけ不景気な時代なので、プロデューサーの立場として経営のことも考える必要があり、わがままを通すわけにはいかない。より良い場所にするため本腰入れて頑張る。要は大変だから移転しただけ。温かく見守って、期待してほしい」と呼びかけた。

 面積は半分、スタッフは3分の2となり、客とステージの距離が近くなった。「向こうは大変な中、3年間持たせた。ここは10~20年間やっていこうと思う。芸能界はずっと仕事があるかどうかわからない。ここが最後に仕事をする場所になるかも。ずっとやり続けたい。気分転換にもなるし、以前よりも顔を出せる時は出すつもり」

 旧店舗は夏をめどに、インバウンド用のエンターテインメントスペースとして生まれ変わる。コロッケは「そっちのほうがお客さんが来るかも」と指摘した。