11日放送のTBS系「ビビット」は反社会的勢力の忘年会に所属事務所を通さずに芸人を出席させる「闇営業」をしたとして、お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也(42)が吉本興業との契約を解除された問題を取り上げた。

 番組には5年前のパーティー参加者がVTR出演。会の出席者は表(フロント企業)と裏(詐欺グループ)が半々だったという。この男性は「(詐欺グループの)資金洗浄をしたり、資金を提供したりする」表の会社の人物。入江は金銭授受について言葉を濁しているが「会計担当者が払ったと言っていた」と証言した。

 番組に出演した弁護士によれば、フロント企業と反社会勢力とのつながりは分かりにくいケースが多いという。“闇営業”について「会社を通しての出演なら、雰囲気がおかしければ出演を取りやめたりをマネジャーとか会社の判断でできるが、個人では難しい」と話す。また「1円でも報酬をもらったら税務申告が必要」「脱税に問われることもある」と闇営業の危険性を指摘した。