田口被告の強烈「土下座謝罪」は赤点 専門家バッサリ「100点満点中10点」

2019年06月09日 11時00分

謝罪の言葉を述べた後、土下座する田口淳之介被告

 前代未聞の土下座! 乾燥大麻を所持したとして大麻取締法違反(所持)の罪に問われたアイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー・田口淳之介被告(33)と、元女優・小嶺麗奈被告(38)がそれぞれの保釈保証金300万円を納付し、7日午後7時すぎ、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。多くの報道陣が待ち受ける玄関から出てきた黒スーツの田口被告は、謝罪の言葉を発した後、いきなりタイル張りの地面におでこをぶつけ、額をこすりつける強烈な土下座をした。見たこともないド派手な土下座をした理由に迫った――。

 保釈となった田口被告は午後7時20分ごろ、黒いスーツを着て同署の正面玄関から登場。背筋をピンと伸ばし、歩いて報道陣の前に、弁護士とみられる男性2人と一緒に現れた。

 田口被告は「このたびは、わたくしが起こしました件で皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした」と声を張って謝罪。今後の芸能活動を休止とすることなどを話した。

 最後に「本当に申し訳ございませんでした!」と大きな声で再度謝罪すると、勢いよく地面におでこをぶつけ、額をこすりつけて土下座。あまりの勢いに前髪がなびいていたほどだ。

 土下座は約20秒間続き、田口被告はその後、立ち上がり、左、右、前に礼をしてその場を去ると、迎えの車に乗り込んだ。

 土下座という“究極”の謝罪に、目撃した報道陣とファンは仰天した。

 芸能プロ関係者は「保釈時に土下座した人はいないでしょう。しかも、大麻は“被害者なき犯罪”の一つ。それで土下座というのは、ムチャクチャにハードルを上げたことになります。今後、同様の罪を犯した芸能人が、保釈の際に土下座しなければ、ネットで『あいつ、土下座しなかった』と延々と叩かれまくるんじゃないですか」と話す。

 また、想定外の土下座については臆測も出ている。田口被告が土下座をした一方で、共犯者の小嶺被告は午後7時5分ごろ、何も語ることなく、地下駐車場に入った車に乗り込み、同署を去った。

「小嶺被告は『私は一般人』と、報道陣の前にさらされることを嫌がっていたそうです。だから、裏から出たわけですが、小嶺被告を隠すかのように、派手な土下座でメディアの目を集めた田口被告は、結果的に小嶺被告の要望をかなえたことになるわけです」(同)

 一般論として、男女カップルでの薬物逮捕者は、別れない限りやめることはできないとされる。理由は、2人で共有していた幸福感が忘れられないからだ。

 同関係者は「結果論かもしれませんが、田口被告が小嶺被告を守ったかのような土下座をしたというのは、2人の結びつきの強さを表しているんじゃないでしょうか」と言う。2人揃って更生できれば文句はないが、再犯の可能性が大きいとなると、別れることがお互いのためのような気もするが…。

 田口被告の土下座謝罪は、専門家の目にはどう映ったのか。「大人力検定」で知られるコラムニスト・石原壮一郎氏(56)は「土下座っていうのは、最大級の謝罪みたいなイメージがありますが、押し付けがましいイメージもないですか? 響くと思ってるのは本人だけであって、やられてる方はそれ以上責められなくなるという強制力を持った、一種の脅迫に近いものがある。土下座をして、その場は丸く収まるかもしれませんが、後で振り返ると『あの時はそれで収めるしかなかったけど、物足りないなぁ』という気持ちになる。むしろ逆効果なのではないか」と指摘する。

 また、誰に向かって謝罪をしているのかもよく分からないという。

「別に報道陣に土下座する必要はない。テレビの向こう側の人を意識しているとは思いますが、ファンでない人から見れば、謝る必要のない人に土下座というパフォーマンスを見せているという印象しか残らないのでは」

 その上で、「土下座はそれなりに勇気のいることですが、逆効果的な部分を意識していないのであれば、大人力としては100点満点中10点くらいですかね」と“赤点”を付けた。

 起訴状によると、2人は5月22日、一緒に住んでいた東京都世田谷区のマンションで乾燥大麻約2・2グラムを所持したとしている。