大手芸能プロ・吉本興業は6日、反社会的勢力の忘年会に会社を通さず芸人を出席させる「闇営業」をしたとして、お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也(42)との契約を4日に解消したと明らかにした。入江は「反社会的勢力とは知らなかった」と話している。

 吉本芸人たちの危ない小遣い稼ぎは珍しいことではない。特に事務所関係者の目の届きにくい地方では、やりたい放題だという。芸人事情に詳しい関係者がこう耳打ちする。

「例えば、トリオを組む中堅芸人Xは、単独で某都市のレギュラー番組に出演していたことがある。そのテレビ局の関係者から、地元の若手社長を紹介されたんですよ。その社長に気に入られたXは、サッカー経験があるだけに、その都市に行くたびに社長からフットサルに呼ばれ、毎回10万円を受け取っているそうです」

 その社長の素性がよくわからないだけに、トリオの他の2人は「本当に大丈夫なのか?」と心配しているという。だが、Xは行動を改める気はまるでないようだ。

 同関係者は「『フライデー』の記事は氷山の一角ですよ。芸人はあんまり調べもせず、ノリでホイホイついていくので今回の騒動で青ざめている者も多いでしょう」と指摘している。