歌手の大江裕(29)と川上大輔(34)が5日、都内でCS放送「銀河チャンネル」のトークイベントに参加した。

 3月に札幌で行われたコンサート「大江裕・川上大輔・中澤卓也 キラキラボーイズライブ 2019」の放送(29日)が決定したことを記念したトークショー。川上は「今日は普段のステージとは違って、お客さんとの距離も近かったので、すごく新鮮」と笑みを見せた。

 3人は同じレコード会社所属とあって、大江は「これをきっかけに3人のデュエット曲みたいなのができればいい」と提案。高音ボイスを誇る川上は「僕はキーが高いし、大江くんは声が低い。中澤くんが中間ぐらいかもしれないけど、3人に合う曲を作るのは難しいかも」と現実的なことを口にしたが、大江は「記念に1曲作ってほしいですね」と懇願していた。

 デュエットというと、現在、大江は“兄弟子”である北山たけしと「北島兄弟」というユニットを組んでいる。この日も新曲「兄弟連歌」を熱唱した。この曲は昨年亡くなった北島三郎の次男で、大地土子こと大野誠さんが作詞・作曲をしており、大江は「遺言じゃないですが、そのくらいの思いで歌っていきたい」というほどの曲だ。

 ある音楽関係者は「昨年からスタートした『北島兄弟』ですが、紅白に出演したこともあって、順調な伸びを見せている。デュエットということもあり、北山ファンと大江ファンが総力を挙げて応援していることも伸びている秘訣でしょう」と分析する。男性歌手同士のデュエットというのも、歌謡界の新たな形なのかもしれない。