“Vシネマの帝王”の異名を取る俳優・哀川翔(58)が5日、東京・台東区浅草で行われた、イケメン俥夫(しゃふ)ユニット「東京力車」(石橋拓也=27、渡邉善央=23、白上一成=25、田井裕一=25、山田和則=21)のシングル「唯我独尊 SOUL」発売記念イベントに駆けつけた。

 5人は哀川が所属していた「一世風靡セピア」のヒット曲「前略、道の上より」をカバーし、シングルに収録されている。この日は腕組みして見守る哀川を前に、人力車引きの体力を生かしてバック転などのパフォーマンスを披露した。

“浅草のかりんとう”と言われるほど肌が黒い白上は「憧れの一世風靡さんの名を汚さないように、背中を追いかけたい」とコメントした。

 哀川は「俺らは35年前にデビューした。元気があっていいよね。まだ気合が空回りしているけど、だんだんなじんでくるから。若い力を前面に出して頑張って。とにかく一生懸命やって出し惜しみしないこと。それだけ。いつも全力をモットーにね。受け継がれることがうれしい。細かいことは気にするな」とアドバイス。

 続けて「踊れば踊るだけ体ついてくるから、できればずっと歌い続けてもらいたい。自分からやめると言っちゃダメ。やめろと言われるまでやり続けること。やったもん勝ちだから、やり続けたほうがいい」とメッセージを送った。

 また「振り付けは俺らのほうがよほど良かったでしょ? 3、4年くらいかな。長いこと踊り続けてたから。いい筋トレになるよね。むちゃくちゃきついから。皆さんもぜひやってください」と呼びかけた。