お笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二(42=非喫煙者)が31日、都内で行われた「世界禁煙デー記念イベント」(厚労省主催)に出席した。

 この日は世界保健機関(WHO)が定める世界禁煙デー。同省が2011年からすすめる「スマート・ライフ・プロジェクト」の一環で、食事、運動、健診、禁煙の4つの柱で国民の健康増進を目指す。

 相方の西村瑞樹(42)が喫煙者のため、小峠は体を張って、全身タイツ姿で禁煙マークになりきった。そして「減ってはきているが、芸人の喫煙率は高い。中でも、西村は吸うどころかたばこを食っているほどのヘビースモーカー。ファミレスで打ち合わせすると、ネタは出さずに煙だけ出す。ただ、長いことお笑いをやるには健康第一。たばこをやめるに越したことはない」と“卒煙”を呼びかけた。

 さらに「ヤツは一日1箱以上吸うので、海外に移動する時、喫煙場所を探すのが大変。何度かやめようとしたが難しかったみたいなので、どうせならたばこと一緒に芸能界もやめてもらいたい」とメッセージを送った。

 自身は「いかにも吸いそうに見られるが吸わない。中学、高校と誘われたが応じなかった」という。実家の父親も禁煙し、現在はたばこと無縁の生活を送っている。

 昭和から平成、令和になり、東京五輪を前に国民の喫煙に対する考え方は大きく変わりつつある。一方、お笑い界はというと「全然変わっていない。しいて言えば、クロちゃん(42)の『レイワワワワ~』というギャグができたくらい」と、小峠は笑わせた。

 昨年成立した改正健康増進法は、来年4月1日から全面施行される。望まない受動喫煙を防止するための取り組みが、マナーからルールへと変わり、屋内は原則禁煙、屋内の喫煙には喫煙室の設置が必要になる。