「ザ・ニュースペーパー」社会風刺30年超えのワケ

2019年05月29日 17時00分

おなじみのコントを披露したザ・ニュースペーパー

 10人組社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」(TNP)が28日、都内で「縁遊会」と題したパーティーを開催した。

 1988年に結成され、今年で31年目。ニュースを題材にした痛快なコントを展開してきた。この日は福本ヒデ(47)が安倍晋三首相、松下アキラ(54)がトランプ米大統領に扮するおなじみのコントを披露した。

 日本が最新鋭ステルス戦闘機F35を105機調達する計画について、松下が扮する“トランプ氏”は「あれ、結構墜落してるぞ」と指摘した上で「大丈夫。日本は(戦闘機を)持ってるだけで使わないから」となかなかきわどいジョークを飛ばした。

 トランプ氏の来日と今回のパーティーが重なったが、松下は「本当に偶然」と主張。披露したネタも「今日作ったネタ」と書き下ろしだったという。

 今年7月開催分を含めると自主公演は95回を数える。

「公演で披露したネタの中にはあまりに過激すぎた内容もあって、それが世間に漏れ伝わり、政治団体に街宣活動をかけられたこともある。TNP側も一応、政治団体に気をつけつつ、ギリギリのラインを攻めコントを構成している」(ワイドショー関係者)

 そのおかげか、息の長い活動を続けている。

「お笑いの一発屋芸人たちと違って、TNPはニュースを題材にしているのでネタ枯れはない。“長老”こと最年長メンバーの渡部又兵衛(わたべまたべえ=69)は車いす生活を送っているため9人での公演も少なくないが、田中学(42)がTNPのスタッフから昨年メンバーに昇格してグループの新陳代謝を図っている。田中は日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員をさっそくネタにした。今後もTNPは強烈に世相を風刺してくれるだろう」と前出関係者は指摘している。