マニア女性が東京都内に「ニュー秘宝館」オープン

2019年06月01日 16時30分

「ニュー秘宝館」の店内はド派手な壁などが目を引く

 この地球上で誰よりも「秘宝館」を愛して、愛してやまない女性が先日、オープンさせたバーがある。JR山手線の大塚駅から徒歩約5分の「ニュー秘宝館」(東京都豊島区)だ。

 店主を務めているのは、片品村蕃登(かたしなむら・ほと)さん。秘宝館マニアであれば知らない人はいないという、秘宝館かいわいの有名人だ。

 店内は、どの国のアミューズメントパークにも負けない装飾で埋め尽くされている。壁には「嬉野武雄観光秘宝館」(佐賀県、2014年閉館)で実際に使われていた「秘宝館」というネオンサインが掲げられ、すぐ下には「別府秘宝館」(11年閉館)にいた「シタユキ姫と7人の小人」のうちの“7人の小人”が並んでいる。カウンターの後ろに掲げられているのは、チンマンマークのロゴで「北海道秘宝館」(10年閉館)で実際に使われていたものだ。

 片品村さんは「秘宝館に展示されているものは、みんなに見てもらうために作られたものなので、閉館後もこうやって掲げることができてうれしく思っています」と語る。

 壁面に描かれたイラストは北海道秘宝館に描かれていたものを職人に再現してもらった。片品村さんが写真を撮っていたので、再現できた。

「私は秘宝館自体も好きですが、そこに携わっていた方々にひかれたんです。東京創研の川島和人社長はもう亡くなってしまいましたが、嬉野武雄観光秘宝館や熱海秘宝館、北陸秘宝館(石川県)、東北秘宝館極楽殿(福島県)を造って、北海道秘宝館と別府秘宝館の改装も手がけています。プライベートでも交流がありました」と片品村さん。

 店内には、片品村さんが集めた秘宝館のポスターやピンクチラシなども張られている。ピンクチラシは電話ボックスに張られていたもの。今ではもう入手できない、どれも資料的な価値のあるものばかりだ。

 メニューにはクリームソーダなどの喫茶メニューもあり、お酒を飲めない人たちも楽しめる。