降旗康男監督が死去 健さんとのコンビで多くの名作残す

2019年05月26日 19時58分

降旗康男監督

「駅 STATION」「鉄道員(ぽっぽや)」など高倉健さんとのコンビで多くの名作を生んだ映画監督の降旗康男さんが20日午前9時44分、東京都内で肺炎のため死去した。東映が26日に明らかにしたもので、84歳だった。通夜・告別式は故人の遺志で近親者により密葬で執り行われた。お別れ会も生前の遺志により一切行わない予定。

 1957年に東映に入社した降旗さんは、66年に「非行少女ヨーコ」で監督デビュー。高倉さんを主演に迎えた「新網走番外地」シリーズなどを経て、74年に東映を退社してフリーになった。

 その後も高倉さんとコンビを組み、99年には「鉄道員(ぽっぽや)」で日本アカデミー賞最優秀監督賞・脚本賞を受賞。2008年には旭日小綬章を受章した。

 東映によると、16年の「追憶」撮影終了後、しばらくしてパーキンソン病を発病し、療養を続けていたが、今年4月に体調を崩して入院。その後、肺炎を患い、回復しないまま帰らぬ人となった。

 通夜・告別式は故人の遺志により無宗教で執り行われ、祭壇には生前に愛飲していた吟醸酒「久保田 千寿」、愛用のメガネ、愛用の時計が供えられ、大好きだったポルトガルの民族歌謡「ファド」が流されたという。