磯野貴理子「離婚理由」ネットで議論 「子供が欲しい」ケースの現実を姉さん婚のプロが分析

2019年05月24日 11時00分

離婚が話題を呼んだ磯野

 タレントの磯野貴理子(55)が、19日放送のレギュラー番組「はやく起きた朝は…」(フジテレビ系)で告白した24歳年下男性との離婚が大きな話題となっている。主な意見は、男性からの「子供が欲しい」という一方的な理由が、あまりに残酷だというもの。今や年上女性と年下男性の恋愛や結婚は珍しいものではなくなった。しかし、当事者の女性がすでに痛感している「甘くない現実」が存在する。“逆年の差婚”専門の結婚相談所のプロが明かす“貴理子ケース”にハマる男の特徴とは――。

 2012年、当時47歳の磯野は、24歳年下の一般男性のバーテンダーA氏と再婚した。7年連れ添ったが、19日に離婚を発表。A氏から「自分の子供が欲しい」と謝罪されて、「分かった、分かった」と受け入れた。

 結果、ネットではA氏への「クズ」批判が渦巻いている。主な意見は「47歳の女性に子供が望めないことは分かっていたはず」というもの。同じ男性でもA氏を擁護する者は少ない。

 本紙は磯野とA氏のような年上女性・年下男性限定の結婚相談所「アネ婚」(13年設立・東京都目黒区)を取材。逆年の差婚カップルの結婚は“戦い”だという。

 男女1万人超の相談を受けてきた統括責任者の筒井大暁氏(42)は「結婚寸前まで進んで破局した40歳の女性に厳しい現実をお伝えすると、泣いてしまう。幸せになってほしいので、きれいごとは言わない」と話す。

「アネ婚」で入籍した男女の多くが40代女性&30代男性の組み合わせだ。年齢差は「5歳前後」が大多数を占め、「10歳」はわずか。「11歳」は2%で、磯野と同じ「24歳」は1%を切るレアケースだ。

 子供を希望する女性の年齢は、40代前半で線が引かれる。

「40歳の会員はまだ意識している。50歳で授かれる女性もいるにはいるが、45歳でチャレンジする意識を持つ女性は少ない。妊活していた事実があるなら話は別だが、貴理子さまは47歳で、ともに『ダメだ』と理解していたのでは」

「子供の希望」は男女会員で一致させる。「欲しくない女性」に「欲しい男性」は紹介しない。交際が進んだ段階で、授からなかったときの対応(不妊治療や里親制度利用など)の方針を双方にすり合わさせる。

「念押しがないと、『やはり自分の子供が欲しい…』が後で起きる。特に男性は『子供いらない。好きだから結婚していいでしょ』となりがち。将来欲しくなるかもしれない。卵子凍結などの知識を必ず伝えておく」

 ここで厳しい現実を見せられて「困るよ」と言う男性には年下女性をすすめる。

「リスクという言い方は申し訳ないのですが、年上女性と付き合う際の魅力とリスクを知ってほしい」と話す筒井氏は「これから来所される方は、貴理子さまのケースが気になると思う。スタッフには『必ず話して』と指示した。それを聞いた会員の不安に対応していく。普段の出会いでもA氏のような男性を選ばない目を養ってほしい」。

 年上女性が最も注意すべきなのは、相手の年収をアテにする男性だ。女性側からも「私が養うから無職でもヒモでも紹介して」と要望がある。だが、結婚直後に破綻する例が続出し、設立から1年たたずして男性の入会条件に「定職」を追加した。男性にだけ渡すパンフレットには「将来設計ができる」ことも入会条件としてわざわざ記載されている。

 稼ぎに依存してくる甘い考えの男性の見抜き方について、筒井氏は「口がうまい。優しい。甘え上手。見た目がかわいい。マメな性格。でも、生きがいや仕事のやりがいなど自分のことをしっかり語れない。定職で長く働けないため、親や女性に援助を求めがち」と解説した。

 長く続く結婚の本質は「互いに相手の幸せを考える」ことだ。

「A氏は自分の幸せを、貴理子さまは相手の幸せを考えた。7年連れ添った相手を敬うならば『子供が欲しい』という差別発言手前の言葉はのみ込んだはず。どうしても欲しいなら卵子凍結させておくべきだったし、1000万円あれば代理出産できる。話し合いをすっ飛ばして、急に離婚を切り出したなら絶対に何か他に理由がある」。強い言葉でぶった切るのも、年上女性を幸せに導く使命感からだ。