大麻取締法違反(所持)の疑いで田口淳之介(33)と女優・小嶺麗奈(38)の両容疑者の逮捕から一夜明けた23日、田口容疑者にとってジャニーズ事務所時代の先輩だった「TOKIO」の国分太一(44)が、司会を務める情報番組「ビビット」(TBS系)で「もうちょっと自覚を持ってほしかった」と田口容疑者に苦言を呈した。

「衝撃のニュースが入ってきました」と口火を切った国分は硬い表情で、かつての後輩とは「何度かサシで食事をしたこともありますし、ただ、オレの知っている田口はこんなヤツじゃない。本当に純粋で、仕事の悩みを聞いたりとか、プライベートな話をしたりしていたので、衝撃が大きいというか…」と続けた。

 ジャニーズを辞めた人間の逮捕とはいえ、ついて回るのは「元KAT-TUN」の呼称。当初は6人だった同グループは現在3人に。国分は「こういう逮捕になりますと元KAT-TUNという名前がつきます。KAT-TUNは今も3人で頑張っている。KAT-TUNを守るために今も3人で活躍している中で、この名前が傷ついてしまう」として、「もうちょっと自覚を持ってほしかったと思います」と悲痛な胸中を明かした。

 田口、小嶺両容疑者の逮捕は23日朝も民放各局が大々的に報道。芸能界にも衝撃が走った。そんな中で注目されたのは、大麻事件で有罪判決を受け執行猶予中の元女優高樹沙耶さん(55=本名・益戸育江)が22日に行ったツイッター投稿。「日本は大麻に関して先進国G10 さらに他多数の合法・非犯罪にした国から遅れを取り過ぎじゃない? 芸能人見せしめ逮捕ってまじ誰得?今だに絶対ダメって言う人々の戯言も飽きた」。

 2016年に“医療用大麻”の解禁などを訴えて参院選に出馬し、落選した高樹さん。同年秋には大麻所持の疑いで居住地の沖縄で逮捕され、17年に懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡された。11年まで出演していたドラマ「相棒」(テレビ朝日系)の料理屋の女将役で知られるが、小嶺容疑者も10年1月にクラブホステス役でゲスト出演している。同じドラマに出演した女優が“事件の人”になった。