仮面女子・黒瀬サラが卒業発表「昨年8月に決断。悔いはないです」

2019年05月13日 07時30分

卒業を発表した仮面女子・黒瀬サラ

 地下アイドル「仮面女子」の黒瀬サラ(22=スチームガールズ)が12日、仮面女子カフェ2部公演で、グループからの卒業を発表した。

 この日、黒瀬がセンターを務めるスチームガールズはトリで登場。ラストの曲を終え、フィナーレで全タレントがステージに並ぶ中、黒瀬はマイクを握り「私、黒瀬サラは今年の8月31日土曜日、仮面女子カフェ2部公演で仮面女子・スチームガールズを卒業します」と8月いっぱいでの卒業と退所を報告した。

 鉄人メンバーの決断は昨年夏だった。これまで、つらいことがあったときに何度か卒業の文字がよぎったが「絶対に後悔する」と考え直していた。ところが、昨年8月に仮面女子フルメンバーで熱海遠征をしたときに「なんて幸せなんだろうと思ったんです。そして、直感みたいに『これで悔いはない、卒業しよう』と考えたんです」と振り返る。スタッフから引き止められたが「迷いはなかった」という。

 中学3年からの芸能生活について「アリスプロジェクトに入所して7年半がたちました。ここまで来れました。ステージに立ち続けたことは奇跡だと思っています」と回顧。「当初は心が弱くて人見知りも激しくてダメダメだったんですけど、ファンの皆さん、温かいメンバーやスタッフさんに囲まれて、少しずつ自分のペースで成長することができました」と感謝した。

 2011年に入所し、翌12年アイドルユニット「ほわいと☆milk」としてステージデビュー。同10月、第2の仮面ユニット「スチームガールズ」の初期メンバーに選ばれ、13年8月4日に3代目センターに就任。卒業、昇格でメンバーが大きく入れ替わったが、圧倒的な存在感で不動のセンターとしてゼロ番の位置を守り続けた。

「自分がセンターに立っていていいのかなと思うことがあります。ただ、センターになってから、マイナス思考なことは言わないと決めました。スチームガールズのセンターで卒業したいと、ずっと思っていたので、その夢がかないました。大好きな8月に卒業するのもうれしい」と話した。

 仮面女子は昨年末から今年3月にかけて主要メンバーが大量卒業した。「大事だと思っていたメンバーがいなくなって、ひとり取り残されたような感じで、立ち直るのに時間がかかった。今だから言えるんですけど、新生仮面女子として動き出しましたが、私には違和感があったし、そう思っている自分もイヤでした。ただ、第2章スタートとなる5・1ワンマン(舞浜アンフィシアター)の練習が始まってから、周りのメンバーが私のことをよく考えてくれているんだなと実感。自分は一人と思っていたけど、温かい空気が流れていたのに気付かなかったことに『自分は小さいな』と感じて、変わりました。今の仮面女子が一番好きです」

 ステージでの発表で涙はなく、その後の取材でもいつも通りの表情で対応した。「昔から毎日来てライブをしていた場所なので、(卒業を発表しても)自分が来ないというのが考えられないし、ファンの方も信じてくれていないみたい」と笑う黒瀬。それでも舞浜ワンマンでは卒業を実感したという。「リハをしているときに、もう大きいステージですることはないんだなと考えると、グッときて、泣くのを我慢するのが大変でした」

 この日、ライブ中のトークで「野外でライブをしたい」と話した。具体的な場所を聞くと「思い出の詰まったお台場のガンダム前(ダイバーシティ東京 プラザ・フェスティバル広場)でやりたい」と返した。また、卒業後については「アイドルはここまでというのを決めていたので、卒業してから次になにをやるか、じっくり考えたい」とのこと。

 今後は8月中に生誕祭を行い、同31日に卒業式を行う。「すぐに卒業というわけではないので、それまで変わらずです。ファンの皆さん、私がアイドルをやめる日まで応援をよろしくお願いします」と呼びかけた。