大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」噴水の少年像「お別れ会」で拍手

2019年05月09日 12時43分

重機により撤去される少年像

 大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」の待ち合わせスポットとして親しまれてきた「泉の広場」の噴水の少年像撤去作業を見守る「お別れ会」が9日、同所で行われた。

「ホワイティ」を運営する大阪地下街株式会社の辻川哲男取締役が「あなたの引退発表があってから、たくさんの人が訪れた。まさに、泉のようにたくさんの思い出があふれているでしょう。昭和、平成と50年近く休むことなく、ホワイティうめだの象徴として見守り続けてくれたことに感謝します。これからはゆっくり休んでください。素晴らしい思い出を本当にありがとう」と送る言葉を披露すると、事前応募で招待された一般客から温かい拍手が起こった。

 重機により噴水の中にある少年像が撤去された後、噴水の周りはカーテンで覆い隠された。

 同所は大阪万博が開催された1970年に誕生。現在の噴水は2002年に設置された3代目で、イタリア・ミラノの彫刻家がデザインした。複雑な構造から“梅田ダンジョン”ともやゆされる地下街の中で、それを逆手に取ったダンジョンのセーブポイントイベントなどを開催。地下街の目印、待ち合わせ場所として多くの人々に愛されたが、老朽化による広場周辺の地下街リニューアル工事に伴い、噴水も撤去されることになった。工事は11月に完了予定。「泉の広場」の名称は残り、「WATER TREE」と呼ばれる水をイメージしたモニュメントが設置される。

 泉の広場の階段を上がった先にある太融寺町、兎我野町周辺はラブホテル街としても有名。50代男性は「若いころはここで待ち合わせて、よくラブホテルに行ったわ」と若かりしころの武勇伝を懐かしんだ。