「ルパン」×「子連れ狼」夢の“初共演” 「週刊大衆」で2週連続掲載

2019年05月10日 11時00分

日本中に多くのファンを持つ小池一夫さん(左)とモンキー・パンチさん

 ルパンと拝一刀&大五郎が共演――。日本中に多くのファンを持つ偉大な作家が先月、立て続けに亡くなった。「ルパン三世」で知られる漫画家モンキー・パンチさんと、「子連れ狼」の原作者・小池一夫さんだ。この2人が来週、“夢の初共演”を果たすことが分かった。「ルパン三世」と「子連れ狼」の両作品が、2週にわたって「週刊大衆」に掲載される。両巨頭の作品が一緒に載るのはこれが初めてだというから、待ちきれない。

 モンキー・パンチさんは4月11日、肺炎のため81歳で、小池さんは同17日、同じく肺炎のため、82歳で亡くなった。

「ルパン三世」は、主人公のルパン、早撃ちマグナムの次元大介、斬鉄剣の石川五ェ門、紅一点で抜群の美貌を誇る峰不二子、ルパン逮捕に執念を燃やす銭形警部ら、多彩なキャラクターで人気を博した。

 とりわけ日本テレビ系で1971年からアニメ版が放送されたことで、徐々に人気が定着。アニメ版は何度も再放送され、昨年には「ルパン三世 PART5」が放送されるなど、長寿番組となっている。また、数多くの劇場版映画も製作された。

 小池さんが原作、故小島剛夕さんが作画を担当した「子連れ狼」は、さすらいの旅を続ける元公儀介錯人、拝一刀と息子の大五郎の物語。日テレ系で73年、萬屋錦之介主演でドラマ放送が始まり、爆発的な人気に。漫画は北米でも売り出され、人気は世界に及んだ。漫画としての評価はもちろん、どちらもテレビや映画の世界でも人気となった名作だが、もともとは約40年前、初期の「漫画アクション」に連載されていたという共通点もある。

 だが連載していた時期が微妙にズレていて、「ルパン三世」は、「漫画アクション」創刊号に当たる1967年8月10日号から69年5月22日号まで、「子連れ狼」は70年9月10日号から76年4月1日号まで掲載されていた。そのせいかこれまで、2人の作品が同じ雑誌に掲載されたことはなかったが、その“夢の共演”が来週、実現されることとなった。

 この2作品を一緒に掲載するのは、「漫画アクション」と同じ双葉社から発行されている「週刊大衆」だ。2作品とも2週に分けて掲載され、13日発売の同誌に前編、20日発売に後編が掲載される。

 掲載されるのは、「子連れ狼」は記念すべき第1話になる。一方、「ルパン三世」は、単行本に収録されなかった貴重な作品。「週刊大衆」の渡辺拓滋編集長は「幻の未収録作品です!」と鼻息が荒い。

 2人の代表作を一緒に掲載することについて、渡辺編集長は「双葉社が生んだ国民的2大マンガの『ルパン三世』と『子連れ狼』をモンキー・パンチ先生、小池一夫先生の追悼企画として、2週にわたり同時掲載させていただきます。令和の新時代においても、今なお斬新な感動と喜びを与える両作品をぜひ、ご覧になってください」と力を込めた。