「いだてん」4月で「7・1%」爆死で紅白ピンチ ドラマとのコラボ企画がパアに!?

2019年05月10日 11時00分

ワースト記録を出した「いだてん」(左から阿部サダヲ、中村勘九郎、宮藤官九郎)

 ついに“悪夢”が現実のものに…。NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜午後8時)の第16回(4月28日放送)の平均視聴率が大河史上ワースト記録となる7・1%だったことが明らかになり、同局は“お通夜状態”だ。これまでのワースト「平清盛」(2012年11月18日)の7・3%を下回った。ここで下げ止まる保証はなく、NHKは地獄の日々を送ることになりそうだ。問題はそれだけではない。大みそかの紅白歌合戦までが大ピンチに陥ったという。どういうことか――。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

 第16回では、麻薬取締法違反の罪で起訴されたピエール瀧被告の代役として三宅弘城が初登場。事件のダメージを払拭して物語は続くはずだった。ところが、視聴率は回復するどころか、最低記録を“更新”。第17回(5月5日)も7・7%の微増にとどまった。視聴率1桁台は12週連続という最悪の状況だ。

 NHKに出入りする芸能関係者は「もう局内はお通夜状態です。『いだてん』はハレモノに触るような扱いで話題にすらできません。だいたい『平清盛』がワーストを記録したのは11月ですからね。5月の段階では普通に2桁でした。ところが『いだてん』はすでにワースト。この違いは深刻ですよ」と話す。

 4月28日の他局の同時間帯は「明石家さんまの転職DE天職」(日本テレビ系)、「大改造!!劇的ビフォーアフター」(テレビ朝日系)、「坂上&指原のつぶれない店」(TBS系)、「世界卓球2019」(テレビ東京系)と特番を編成した局が多い。通常レギュラーは「でんじろうのTHE実験」(フジテレビ系)のみだ。

 それでも、ここまで低いと、もはや「裏番組が強かったという言い訳は通用しない」と同関係者は言う。

 すでに東スポWebでも指摘している通り、「いだてん」低迷の理由は、ひとえに主人公のマラソン選手・金栗四三というキャラクターの弱さと、クドカンこと宮藤官九郎が書いた脚本が大河の視聴者層に合わないことに尽きる。言い換えれば、PR番組を増やすなどといった小手先のテコ入れをしても焼け石に水ということだ。

 テレビ関係者はこう断言する。

「今後、1964年の五輪招致に尽力した日本水泳連盟会長役の阿部サダヲが軸になりますが、阿部が数字を持っているとは思えません。今より下がる可能性は十分ある。視聴率が明らかになる月曜朝は、いだてん関係者にとって地獄と言っていいでしょう」

 当初、クドカンと金栗役を演じる中村勘九郎は視聴率はあまり気にしていないというような趣旨のコメントをしていたが、もはやそうも言っていられない。2人ともストレス過多とされ、しばらく連続ドラマから遠ざかることは確実。クドカンに至っては、絶筆宣言しても何ら不思議ではない(本紙既報)。

 さらにNHKが頭を抱えることになりそうなのが、大みそかの紅白歌合戦だ。「今年の紅白歌合戦は、来年開催の東京五輪・パラリンピックに向けての橋渡しと位置づけられています。だからこそ、日本が初めて参加した大会が話のテーマになる『いだてん』を制作し、大会機運を醸成しようとしたわけです。NHKはさまざまな演出を紅白に盛り込もうとしているのですが、このままだとすべてパアになりそうですね」(同関係者)

 視聴率が2桁台をキープしていれば、それこそNHKホールに中村勘九郎が走ってくる「24時間テレビ」のような演出もあり得ただろう。少なくとも、昨年「西郷どん」で西郷隆盛を演じた鈴木亮平のように、ゲスト審査員席に座っていたはずだ。ところが、こんなありさまでは「いだてん」を絡ませられない。

 同関係者は「もしかしたら紅白で東京五輪は扱っても『いだてん』には触れないかもしれない」とまで言う。大河ドラマを“なかった”ことにするとなると、紅白が大ピンチに立たされるのは明白だ。いったいどんな目玉企画で視聴者にアピールすればいいのか、関係者の心労は年末まで続く。