RAG FAIR脱退の奥村政佳氏 立民から参院選出馬は吉か凶か

2019年04月24日 16時30分

参院選の出馬会見をする奥村政佳氏

 男性アカペラグループ「RAG FAIR」元メンバーの“おっくん”こと奥村政佳氏(41)が23日、国会内で会見し、夏の参院選比例代表に立憲民主党から立候補すると表明した。

 奥村氏は大阪府出身。同グループの一員として2002年に紅白歌合戦出場、フルアカペラでの日本武道館でのライブも成功させた。

 一方、音楽活動と並行して学生時代に保育所でアルバイトをした経験をきっかけに保育士資格を取得し、横浜市の保育所に勤務。22日に同グループ公式サイトで「政治家の道に進みたい」と脱退の意向を示した。

 奥村氏は「保育士の地位向上と質、待遇改善を訴えたい」と抱負を語った。

 立民は参院選で、大阪選挙区から“美人弁護士”として知られる亀石倫子氏、兵庫選挙区で女性フリーアナウンサーの安田真理氏を擁立。比例代表では出馬を決めた奥村氏のほか、“筆談ホステス”として銀座ナンバーワンホステスとなった経験を持ち、東京・北区の区議会議員だった斉藤里恵氏やNHKの元アナウンサーだった堀潤氏らの名前が取りざたされている。

 立民幹部は旧民進党時代、自民党がタレント候補者を擁立すると「集票マシンか!」と批判した。客寄せパンダにもなりかねない著名人の擁立には批判もあるが、記者会見した福山哲郎幹事長は「そういう作戦ではありません」と話した。

 立民は参院選の重要選挙区と位置付けた東京選挙区で元都議の塩村文夏氏に続く“目玉候補”の擁立には至っていない。「東京選挙区で斉藤里恵さんの名前が消えた。ある障害者の方も候補者としてリストアップされたが、なくなりました」(立民関係者)

 改選を迎える自民党の丸川珠代氏、政治団体「れいわ新選組」を設立した山本太郎氏などに話題を奪われている。

 参院選ではどういう結果が予想されるのか? 永田町関係者は「マスコミ各社が行った最新の世論調査で、立民は自民党に大きく差をつけられている。比例代表では苦戦が予想されます」と語った。奥村氏も「集票マシン」の一人となってしまうのか。