「SPEED」元メンバーで自民党の今井絵理子参院議員(35)が24日、ブログを更新し、これまでの議員生活を振り返った。

 文章は異例ともいえる長文で「振り返れば3年前、初めての選挙にとても緊張したことを思い出します。右も左もわからない私は、とにかく必死に思いを訴える日々でした」と回顧した。

 SPEED時代には政治に無関心だったことを告白。

「歌手をしていた頃は、恥ずかしながら政治に関心はありませんでした。とくに考えることなく、友人に頼まれた人に投票したこともあります」

 考え方は改まった。

「日本に生まれ、日本で育ち、日本の人たちに応援してもらいながら歌っていたのに、忙しさを理由に自分の国や町のことを考えたことがなかった自分を、情けなく思いました」

 一票の尊さを実感した今井氏は「一票の重さを再認識し、『投票に行っても何も変わらない』などと思われないような政治をしていかなければならなりません」と主張。

「昔感じていた、『私の一票では何も変わらない。』という感覚は、間違っていたような気がします。自らの主張を実現するために候補者も陣営のスタッフも人生をかけてその一票のために働きます」と、自戒を込めて意気込んだ。

「私もそうだったように、若い方々はあまり政治に関心がないかもしれません。それは若い世代の投票率の低さにも表れています。しかし、このままでは若者のことを考える政治があまり行われなくなるかもしれません。それでは困ります」と次世代にメッセージを送り、情報収集して投票に臨むよう促した。