草刈正雄 年を重ねるほどに理解深まる“母の教え”

2019年04月23日 17時40分

草刈正雄

 令和最初の母の日(5月12日)を前に、永遠の二枚目俳優・草刈正雄(66)が23日、都内で行われた「『母の日参り』パートナーシップ 2019年度 共同プレス発表会」に出席した。

 母の日参りとは、先祖を大切にするという日本の良き文化を継承し、帰省した連休中、亡き母の墓前に手を合わせようという新たな供養の習慣だ。

 草刈は米兵の父が朝鮮戦争で戦死し、父を知らない母子家庭で育った。それだけに、いくつもの仕事を掛け持ちし、時に差別と闘いながら苦労して息子を育てた、亡き母・スエ子さん(享年77)には、人一倍感謝している。

「しつけに厳しい人で『なにしちょんね』と言われながら、バットを持って追いかけられたのをよく覚えている」と笑わせると「『ありがとう、ごめんなさいを言える素直な子になりなさい』とよく教えられた。若いころは分からなかったが、年を重ねるほどに、素直な気持ちを持った人ほどすてきに感じる。僕は母とのつながりが濃かったので、今日こうして皆さまのお役に立てたのがうれしい」と語った。

 この日は併せて「第2回母の日参り手紙コンクール」授賞式が行われ、選考委員長の草刈が金賞作品を朗読する予定だったが、選考過程で泣き腫らしてしまい、本番も涙腺崩壊が避けられないため、急きょ司会が代読する形になった。いかにスエ子さんへの思いが強いかよく分かる。

 2015年には長男(元ズットズレテルズのドカットカットこと草刈雄士=享年23)を転落事故で亡くし、長女でパーソナルトレーナーの紅蘭(29)は、前科者ラッパーのRYKEY(31)との間に昨年末、第1子の長女を授かった。

 NHK大河ドラマ「真田丸」、そして現在放送中の連続テレビ小説「なつぞら」で好演を見せ、俳優としての名声を確固たるものにした一方、私生活では酸いも甘いも経験し、ついに「じいじ」になった。涙腺も多少、弱くなったのかもしれない。

 パートナーシップ参加企業・団体=日本香堂HD、JAグループ和歌山、日比谷花壇、サントリーフラワーズ、一般社団法人・花の国日本協議会、PRAY for(ONE)、全国優良石材店の会、日本石材産業協会、亀屋万年堂、生活協同組合コープさっぽろ、日本郵便、清月堂本店。

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