インドネシアに13世紀作「ガンダム石像」?

2019年04月24日 11時00分

 先週、インドネシアで13世紀に建造されたと思われる石像が話題になった。なんと、日本のロボットアニメ「ガンダム」にそっくりなのだ。

 石像はインドネシア・中部ジャワ州の州都スマランのニャマトで発見された。こけむした石像で、造形がどう見てもガンダムなのだ。かなり年月がたっているようで、一部が欠け、腰から下は岩と一体化している。

 発見者が画像をインスタグラムにアップ。現地の人々から、1293年から1478年までジャワ島中東部を中心に栄えたインドネシア最後のヒンドゥー教王国「マジャパヒト王国の時代に作られたものだ」などと書き込みされ、オカルトマニアの間で大騒動になっていた。

 しかし、インドネシアの現地メディアが取材を重ね、2011年にガンダムファンのヤットマンさん(31)が制作したことがこのほど発覚した。2メートルのセメント製で、芯に鉄骨を使用している。ヤットマンさんは「家の目印として家先に置いているだけです。ネットをやっていないので、話題になってるとは知らなかった」と言う。

 オカルト研究家の山口敏太郎氏は「非常に面白い事件でした。タイムトラベラーが過去にタイムスリップし、ガンダムのビジュアルを伝えたとすれば非常に面白かったのですが、今回はさすがにそうではなかったです。インドネシアは日本のアニメやアイドルに詳しいファンがたくさんいます。熱心なガンダムファンが作っただけでしたね」と語る。

 このような“なんちゃって”オーパーツは他にもある。オーパーツというのは本来「場違いな出土品」という意味だが、町おこしやプロモーションの一環で意図的にオーパーツを作ることもあるという。

 山口氏は「日本でもウルトラセブンで出てきたキングジョーで町おこしをやってる人たちが、“キングジョーそっくりな土偶”をアート作品として作って、話題になったこともありました。大人の遊びとしてこういう楽しい企画はもっとやるべきだと思います」と話している。

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