死去・小池一夫さんの知られざる交友 ゴルフ仲間・長嶋氏からも追悼コメント

2019年04月20日 16時30分

小池一夫さん

 ドラマや映画化され、大ヒットした漫画「子連れ狼」の原作などで知られる作家の小池一夫(本名・俵谷星舟=たわらや・せいしゅう)さんが17日午後8時ごろ、肺炎のため東京都内の病院で死去した。82歳だった。

 漫画家さいとう・たかを氏のプロダクションで「ゴルゴ13」の原作を手掛けるなどした後、1970年から雑誌で「子連れ狼」(小島剛夕さん作画)の連載を開始。さすらいの旅を続ける元公儀介錯人、拝一刀と息子の大五郎の物語で、海外でも人気になった。劇画原作の代表作に「修羅雪姫」「御用牙」「乾いて候」などがある。77年に「小池一夫劇画村塾」を設立し、高橋留美子氏など後進の漫画家、作家を育成。国際的な著作権侵害に対抗し、漫画の知的財産を保護、管理する必要性を訴えた。

 2000年から大阪芸術大で教授を務め、05年には同大芸術学部キャラクター造形学科の初代学科長に就任。13年には同大と小池氏の「小池書院」がコラボし、漫画誌を創刊するなどした。後輩で「北斗の拳」などで知られる漫画家・原哲夫氏は「小池一夫劇画村塾」で学んだ日々を振り返り「まだ右も左も分からない時に、漫画の基本と道筋を示してくださった大恩人です」と感謝をささげた。

 親交の深かったプロ野球巨人の長嶋茂雄終身名誉監督も「突然のことで驚いています。まだ若いのに残念です。小池さんが闘病生活に入られてからはお会いできる機会もなかったのですが、ゴルフが思い出深いですね。お互いの時間が合えばすぐ、ゴルフと言う仲間でした。心からご冥福をお祈りします」と悼んだ。

「ルパン三世」の生みの親、モンキー・パンチ(本名・加藤一彦=81)さんの死去を受け、小池さんは17日にツイッターで「40年前『漫画アクション』の初期に『ルパン三世』と『子連れ狼』で人気争いをしたライバルでもあった。淋しくなるなあ」とつぶやいたばかりだった。葬儀・告別式は近親者で行ったという。