「ルパン三世」テーマ歌うチャーリー・コーセイ 48年前のモンキー・パンチさんとの不思議な縁

2019年04月19日 16時30分

ルパン三世のテーマ曲を歌うチャーリー・コーセイ

 アニメ「ルパン三世」の初代オープニングテーマや、エンディングテーマを歌唱するチャーリー・コーセイ(68)が18日、神戸市中央区のライブミュージックスポット「Uncle Charlie」で本紙の取材に応じ、他界したモンキー・パンチさんをしのんだ。

「ルパンという作品のおかげで世間に名前を知られるようになったわけですから感謝しています。モンキー・パンチさんがアニメを書いていなかったら、今の俺はないわけですから」

 不思議な縁だった。コーセイは「『漫画アクション』でルパンを読んでたからね。それがアニメ化されて、自分のところに歌の依頼が来た時はビックリしたよ」と振り返る。それから48年もの時が過ぎ「今となってはルパンは僕の一部ですね」と時折、目を閉じながら話す姿は思い出をたどっているかのようだった。

 最後に会ったのは11年前。モンキー・パンチさんが兵庫県西宮市の大手前大学で教授をしていたころ、コーセイの経営するライブバーを訪れたのだ。「10分くらいかな、話したのは。他のお客さんもおったしね。でもその時、ルパンを歌ったのを覚えてるよ。目の前でね」。その時のことは忘れられないという。

「もう48年もたっているからね。記憶というのは薄れていくもの。それでもルパンの歌といえば全国の人が知ってくれている。モンキーさんが亡くなっても作品は一生残る。その作品に関われた。これからもルパンは続いていくでしょう」

 取材の最後、写真撮影を依頼するとギターを手に演奏を始めた。

「あし~もとに~からみ~つく~」

 独特の伸びのある歌声で「ルパン三世」のエンディングテーマを口ずさんだ。アニメの画面が目に浮かぶ。コーセイの歌はきっと、天国のモンキー・パンチさんに届いているはずだ。