お笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰(40)が18日放送のTBS系「ニンゲン観察バラエティ モニタリング 3時間SP」で、かねて交際してきた“クミさん”(40)へのプロポーズ作戦に成功。約11年の交際を実らせ、結婚することが決まった。

 冒頭、春日は「私、オードリー春日が結婚の申し込みをする勇姿を、この生放送の中で皆さんにお届けします」と報告。番組では、春日が結婚を決意してからプロポーズするまでの120日間、独占密着した記録を公開した。

 お相手の「ドッグカフェの女性店員」クミさん。今年2月、写真週刊誌に「5年間交際している彼女と結婚を決意」と報じられたが、春日は番組内で「もっと前から交際」と打ち明けた。

 2009年2月、写真週刊誌に「美女とのツーショット」を撮られた春日は、自宅に泊めたことは認めたが交際を否定。「写真を撮られたと報告してから音信不通になりました。連絡ください」と失恋した男を演じた。相方の若林正恭(40)も知らず「あの女性がクミさんだったんか」と驚いた。

 理想のプロポーズを探るために、クミさんにモニタリングを仕掛けた。国民的デュオ「ゆず」が協力し、「栄光の架橋」をピアノの猛練習を重ねた。

 婚約指輪は銀座の有名店で購入したが、サイズが分からなかったため、メリケンサックで寸法取りする作戦を取った。

 プロポーズは3月25日。青山のレストランでの食事からスタート。場所を変えて、「栄光の架橋」の伴奏を終えるとクミさんは「いろいろ驚きすぎて」と涙を流した。いよいよ、理想のプロポーズのゴールである「教会」へ。ゆずの2人が見守る中、春日は手紙を取り出した。

「クミさん。今までたくさんの手紙をもらってきたけれど、きょう初めて手紙を書きます。きのう、家にある数々の手紙を読み返してみました。春日の誕生日、バレンタイン、クリスマス、1か月記念、1年記念、春日が入院したとき、M—1の日の朝。そのどれもが春日に対する気持ちであふれ、体のことを心配してくれ、最後は必ず『また来年も同じように祝いたい』で終わっていました。すべての手紙に2人の将来に対しての期待が詰まっていました。しかし、年々、手紙の数が減っていき、最後の手紙は5年前のものでした。手紙に替わって『結婚のことはどう考えているの?』というメールになりました。不安にさせて悲しくさせてつらい思いをさせてごめんなさい。結婚している友達が多くいる集まりで、話に入っていけず台所で料理を作っているふりをさせてごめんなさい。結婚で何かが変わってしまうのが怖かったんです。クミさんのことより、自分のことしか考えてこなかったんです。好きな人の一生を幸せにする覚悟が生まれるのに10年もかかってしまいました。長い間、待たせてごめんね。これからもケータイをいじって、ハイボールを飲んで寝るだけかもしれないけど、焼き肉は食べ放題かもしれないけれど、誕生日プレゼントは中古かもしれないけれど…。ただ、温泉に行くとき、たまには特急に乗りましょうか。この先の末の日を一緒に普通に過ごしたいです」

 読み終えた春日は、ひざまずき、指輪を差し出し「結婚してください。お願いします」と求婚。クミさんは「喜んで」と春日の思いを受け止めた。

 ここで神父姿の若林が登場。バラエティーらしい演出のはずだったが「感動しすぎた」(若林)と鼻水をたらし、大号泣。プロポーズ大作戦に成功した春日は「若林があんなに泣いてくれるとは思わなかった」と笑顔で語った。

 新婚旅行について聞かれると、「特急を使います」「行きたいところが決まったら、1か月くらいかけて安いのを探します」と、どケチぶりを発揮して笑わせた。