現存の2チームを解散し、一本化して再スタートすると発表した、新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」が17日、公式サイトで解散となるチームNIIIとチームGの千秋楽公演の出演メンバーを発表した。その中でチームGの副キャプテンを務める山口真帆(23)の出演が決定。今年1月10日の「3周年公演」以来、101日ぶりに公の場に登場することになった。

 昨年12月にファンを名乗る男2人から暴行被害に遭っていたことが明らかになった山口。NGTは11日にグループの公式サイトで全メンバーを1期生と研究生に分けて再スタートを切ることを発表。併せて、21日にチームNIIIの千秋楽公演(12時30分開演)、チームGの千秋楽公演(17時30分開演)を行うことも明らかにしていた。

 しかし、山口は12日に自身のツイッターで一般人とみられるツイートに「いいね!」としている。そのツイートは「あと、チームの解体はメンバーとスタッフとも話し合ってとか言っているが、たぶん一方的に全員(山口氏側3人を除く)に伝えただけじゃないのか」と運営側に疑問を投げかける内容だった。

 ネット上では、いまだ山口と運営サイドとの溝の深さを指摘する声が噴出していただけに、ファンからは驚きの声が上がっている。山口の出演について、関係者は「(出演は)運営スタッフと本人が話し合ってのこと」と説明した。

「ファンからは山口がそこで『卒業を発表するのでは?』と心配する声が出ている。というのも、犯人グループとつながっていたメンバーの処分を含めて山口が要求していたことが実現されていないからです。今のままでは、被害者の山口が一緒に活動することは難しいとの見方が大勢を占めている」(テレビ関係者)

 本紙の取材によれば、今後を心配した山口の親族らが、グループからの卒業を勧めているという話も浮上している。

 果たして山口はどんな決断を下し、公演で何を語るのだろうか。