芸能界で“始球式争奪戦”が勃発! タレント・市川美織(25)が14日、都内で行われた「広島レモン大使正装・フルモデルチェンジ!! お披露目会」に登場した。広島といえば、プロ野球セ・リーグを3連覇した広島カープで知られるが、現在、予想外の低迷にあえいでいる。そこで「広島レモン大使」である市川は、カープの本拠地での始球式登板に名乗り出たが、実は、あの“始球式の女王”も同様に登板を狙っていることが判明した――。

 AKB48グループ出身の市川は「フレッシュレモンになりたいの~」というフレーズで大人気となった。そんなレモン愛が実り、レモン生産が盛んな広島県の「広島レモン大使」に就任。本人は埼玉県出身にもかかわらず、なんと今年で大使就任から6年目に突入している。

 この日のイベントでは、レモン大使として「広島レモン栽培発祥の地」である広島県呉市の御手洗地区を訪問したことを報告。レモン栽培や収穫の手伝い、選果場などを見学し、その魅力をプレゼンした。

「私は動く(現地に赴く)大使です。こんなに動く大使はいません! 呉市は牡蠣(カキ)の生産が盛ん。私はレモンの次に牡蠣が好きなんです。だから、PR大使にぜひ!」と、今度は“牡蠣のPR大使就任”を熱く訴えた。

 そんな“広島愛”にあふれる市川だからこそ、今シーズンのカープの低迷にはショックを受けている。

 カープは14日、横浜スタジアムで行われたDeNA戦に2―4で逆転負け。開幕から5カード連続で負け越しと調子が一向に上向かず、4連覇に早くも暗雲が垂れ込めている。

 この状況について市川は「レモンが足りていないんです!」と、レモン大使としてカープを一喝。「ビタミンが足りない! 肩の調子にも影響すると思います」と、ビタミン不足こそが低迷の原因だと指摘した。

 さらに「4連覇、頑張レモン!」とエールを送ったが、現地で応援できないもどかしさは拭いきれない。そこで「直接ビタミンを注入しに行きますので、始球式関係者の方、お願いします!」と、カープの本拠地であるマツダスタジアムでの始球式登板を猛アピールした。

 低迷するカープにとっても“勝利の女神”は必要だけに、市川の願いがかなう可能性もありそうだが…。実は芸能界には、カープの始球式を狙っている女性タレントがもう1人いる。それがあの“始球式の女王”こと、稲村亜美(23)だ。

 2015年に出演したトヨタ自動車のCMで披露した“神スイング”で有名になった稲村は、その後、プロ野球の始球式に引っ張りダコに。プロ野球だけでなく女子プロ野球や独立リーグ、さらには台湾プロ野球の公式戦でも始球式に登場している。

「プロ野球では多くの公式戦で始球式を務めているが、実はまだ広島と巨人のホームゲームだけ始球式をやっていない。それだけに『今年はぜひやりたい!』と猛アピールしています。いままでの最高が103キロなので『110キロを出したい!』と意気込んでいる」(テレビ局関係者)

 球速更新を狙う本格派の稲村か、ビタミン不足が低迷の原因と指摘する「広島レモン大使」の市川か…。思わぬところで勃発した“始球式争奪戦”だが、カープは「勝利の女神」にどちらを選ぶか?