12日に放送されたフジテレビ系「バイキング」では、桜田義孝五輪相(69)が東日本大震災の復興よりも政治家を優先すると受け取れる発言の責任を取って、辞任したことを特集した。

 桜田氏は10日、自民党の高橋比奈子衆院議員(比例代表東北ブロック)のパーティーに出席。壇上で「(五輪に)世界中の人が日本に来て、岩手県にも行くと思う。おもてなしの心を持って復興に協力していただければありがたい。そして復興以上に大事なのは高橋さんだ」と発言。これまでかばい続けた安倍晋三首相(64)もついにお手上げで、事実上の更迭となった。

 この発言について東国原英夫氏(61)は「不見識極まりない。僕は、マスコミは一部分を切り取っているけど、全文を読んでもこの人は資質がないと言い続けてきた。今回証明された。全文を読んでこれだから、大臣としての資質、資格はなかったんだと思います」と主張。

 MCの坂上忍(51)は「大臣でも、有能な人たちが周りにいたらなんとかなるって言いながら、この人やっぱり、勉強しなさすぎというか、知識の欠片も感じない」と首をかしげた。

 また、桜田五輪相の数々の失言を安倍首相が、かばい続けてきたことが紹介されると、東国原氏は「今回、安倍さんはホッとしていると思います」と主張。桜田五輪相が二階派であることや自民党内でのバランスについて取り上げ「これだけの失言をやってくれたら、誰に気兼ねなく更迭できるから。党内、内閣の中でもこれはしょうがないよねと。二階さんもしょうがないと納得してくださる。『これでいいですよね二階さん。僕は義理果たしましたよね』ということじゃないかなと思う」と推察した。