9日放送のTBS系「ビビット」は、男女4人が書類送検された“殺人ドッキリ動画”騒動を特集。コメンテーターの千原ジュニア(45)は「怒りは音楽にぶつけるべき」と苦言を呈した。

 人が刺されるような様子を撮影した動画は先月15日、ツイッターに投稿された。投稿者は「場所は町田市です」「ナイフか何かの刃物で刺されたみたいです」などと書き、「この動画拡散してください」と呼びかけた。この動画は拡散され、通報を受けた警察が出動する事態に発展した。この投稿者は同17日になって「照ってれーーー!」などと、ドッキリを仕掛けたとネタばらしすると、悪質すぎるとネットで大炎上した。また、今月1日には新たな動画を投稿。「殺人ドッキリで怖がってしまった方、心配をかけた方、本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げて謝罪。続けて「何で今回、こんなことをしかたっていうと、前にもバンドマン周辺で炎上したことがあって、その時にメチャクチャ俺らバカにされて、超悔しい思いをしたんだよね。それで、そのとき叩いた奴、これから叩いてくる奴を含め、先にドッキリを仕掛けてやった」と意図を説明。「だから、てめえらアンチに謝る気はこれっぽっちもねえから。フルボッコにしてやる」「友達もいなくて人を叩くことによって幸せゲージが上がっていくんだろ。それって、どんな気持ち?」などと再び挑発した。

 警視庁は8日、動画に関わった町田市に住む20代の男女4人を軽犯罪法違反(虚偽申告)の疑いで書類送検した。4人のうち2人は地元を拠点として活動するパンクバンドのメンバーだという。番組の取材に対し、ドッキリ動画男はメールで「どうせ悪者ですから」などと開き直りともとれる回答。

 ジュニアは「バンドをやっているんだったら、そういう怒りは音楽にぶつけてほしい」と、ミュージシャンとしての行動に期待した。